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三条、栄、下田の3市町村が閉庁式を行い、新三条市誕生の夜明けを待つ(2005.4.30)
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5月1日の合併を翌日に控えた30日、三条、栄、下田の3市町村はそれぞれの庁舎で閉庁式を行った。3市町村はそれぞれの歴史にいったんピリオドを打ち、10万人都市、新三条市誕生の夜明けを待つ。
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30日行われた三条市の閉庁式で職員から花束を受け取る左から松永教育長、竹田収入役、佐藤助役、高橋市長
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三条市では、午前8時半から市役所正面玄関前で閉庁式を行った。この日で退任となる高橋一夫市長、佐藤和夫助役、武田卓積収入役、松永悦男教育長の4人をはじめ、市議会議員26人、課長補佐級以上の職員ら約80人の計100人余りが出席した。
三条市閉庁式であいさつする三役、教育長 |
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高橋市長
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佐藤助役
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竹田収入役
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松永教育長
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あいさつで高橋市長は、足腰の強いまちづくりという合併の大きな目的の達成には、「10万7000人の人たちが1日も早くひとつの町として融和をし、さらなる行財政改革を進めながら、市民の方々が一歩踏みでて、一緒になって町づくりをしようという形でなければ成し遂げられない」と構想を示し、最後は「これをもって三条市の閉市宣言とさせていただきます」と締めくくった。 佐藤助役は、昭和35年の入庁から45年近く、8人の市長の下で働いたことを振り返り、「私にとっての45年間は、私の人生のほとんどすべてであった」と述べ、とくに7・13水害の一日も早い復興を祈った。 昭和38年から市役所マンとして42年になる竹田収入役は「市民の方々と一緒に新しい三条市の歴史をつくっていってほしい」、教育長就任から3年5カ月の松永教育長は「直接、市民や子どもたちとふれあい交流するなかでいろいろな問題が生じたが、そのたびごとに皆さまから、皆様方からご指導、ご支援をいただくなかで一緒に乗り越えてきたと思っている」と、それぞれ述べた。 退任する4人に職員から花束を贈り、最後の退庁を出席者が拍手で見送った。閉庁式前に職員へのあいさつなどすませたのか、花束を受け取ると出席者と言葉をかわす間もなく、高橋市長を先頭に待っていた4台の車にそれぞれ乗り込んで退庁、30分ほどで閉式した。
職員のほとんどはスーツだったが、式の後かたづけが終わると、さっそく着替えて引っ越し作業に戻り、新三条市誕生を迎える準備を急いでいた。
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