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13日から16日まで三条市内11会場で三条屏風まつり(2005.5.13)
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三条中央商店街振興組合と(協)一ノ木戸商店街は、ことしも三条まつりにあわせて13日から16日までの4日間、三条屏風(びょうぶ)まつりを開き、三条市丸井今井邸はじめ市内11会場に合わせて21点の屏風を展示する。
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左はかじまちの家に展示する長谷川嵐渓の六曲一双屏風「淡彩水墨山水十二月之図」、右は丸井今井邸に展示する作者不詳の「花鳥之図」(写真クリックで新しいウィンドウに拡大表示)
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江戸時代中期、三条まつりの大名行列で行列の通る沿道の旧家は、三条商人がもたらした一流の屏風や越後文人の描いた屏風を通りに面した座敷に飾るようになった。三条まつりは「屏風まつり」とも呼ばれたが、戦後間もなく、屏風は飾られなくなった。
しかし、三条まつりを盛り上げ、文化の伝統と振興、さらに中心市街地の活性化につながればと、平成14年度に復活し、ことしで4年目。かつてのように沿道にずらり屏風が並ぶことがないが、市内に分散して屏風を展示している。
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三条屏風まつりのポスター
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年々、展示する屏風を貸す市民が増え、ことし展示する屏風もほとんどが大勢の目にふれたことのない江戸末期から戦後にかけての制作された21点。 展示会場も昨年の7会場から11会場に大きく増え、1会場に1点から5点を展示。三条市丸井今井邸を建てたのと同じ棟梁(とうりょう)が建てた八幡宮そばの旧金物問屋の店舗で、NPO地域たすけあいネットワークの事務所「かじまちの家」も新たに展示会場になった。 各会場とも毎日午前9時から午後4時まで開き、入場は無料。ただし、丸井今井邸は大名行列のため15日の午後1時から2時半までは入場できない。また、展示会場で食事処やお土産処、駐車場などを掲載した「三条屏風まつり案内散策マップ」を配布する。三条屏風まつりの問い合わせは、三条市丸井今井邸(電話:0256-32-3263)へ。各会場の展示作品は次の通り。 【かじまちの家】▲長谷川嵐渓=淡彩水墨山水十二月之図(六曲一双)▲山岡鉄舟=山岡鉄舟之書(六曲一隻)▲高橋泥舟=高橋泥舟之書(六曲一双) 【越前屋ホテル】▲帰山雲涯=松鶴之図(六曲一双) 【魚長】▲田村豪湖=漁村之春景図(六曲一双) 【三条ロイヤルホテル】▲作者不詳=武者絵(六曲一隻) 【小川洋装店】▲鶴巻三郎=白藤とみみづく(六曲一隻)▲帰山阡蒼=四季の草木と富士(六曲一双)▲作者不詳(悦敏)=孔雀の図(二曲) 【丸井今井邸】▲作者不詳=源平合戦図(六曲一双)▲作者不詳(土佐派)=花鳥の図(土佐絵)(同) 【東別院】▲若狭成業=仙人之図(六曲一双) 【歴史民俗産業資料館】▲巻華暁=六歌仙図(六曲一隻)▲五十嵐華亭=深山に鷹(六曲一双)▲帰山雲涯=親子虎之図(六曲一隻)▲森山信谷=陸羽品茶図(二曲)▲古関静山=淡彩山水(八曲一隻) 【二州楼】▲富岡鐵斎=岳仙人之図(六曲一双) 【安養院】▲村山半牧・富取芳斎=山水図(六曲一双)▲藤井啓玉=百日草(二曲)
【エコステーション隣】▲作者不詳(土佐派)=春秋之図(土佐絵)
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