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三条まつりの締めくくりは神明宮の神楽(2005.5.16)

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14日から3日間行われた三条まつりの最終日16日、神明宮(三上行雄宮司)は春季例大祭で太々神楽(だいだいかぐら)を奉納した。

三条まつり最終日の16日、神明宮で奉納された神楽

三条まつり最終日の16日、神明宮で奉納された神楽

神明宮では、県指定無形民俗文化財「三条神楽」として三条市内の神社が伝承する神楽32舞のうち28舞を保存する。毎年15日を宵宮に16日に行っている春季例大祭で、神明宮伶人会(平原忠雄会長)の伶人と稚児が2日間、神楽を奉納している。

しかし、中学生、高校生の伶人はこの時期、ちょうど中間試験にぶつかることもあって以前から祭りの日程変更を検討してきたが、来年から神事だけを16日に行って4月28日に宵宮、29日に本祭りを行うことに決めたため、今の日程ではことしが最後となった。

『五穀撒の舞』で菓子に群がる子どもたち

『五穀撒の舞』で菓子に群がる子どもたち

16日に舞う神楽は、昼と夜合わせて17舞。昼は午後2時から『福神遊の舞』など10舞を披露した。今にも雨が降り出しそうな曇り空で午後4時の気温は12.3度(三条市消防本部調べ)と肌寒かったが、露店をながめて歩く小学生や、拝殿の観覧席では稚児の家族や参拝客がのんびりと神楽を楽しんでいた。

ユーモラスな動きの『五穀撒の舞』では、伶人が収穫した作物に見立てた紅白のもちや菓子を神楽殿からまくと、見物客は「こっちも〜!」、「ちょうだ〜い!」と手を広げて合図していた。