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5日、燕市で平成17年度春季消防演習行われる(2005.6.5)
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燕市消防本部(浜田輝男消防長)は5日、燕市立西小学校をメーン会場に平成17年度春季消防演習を行い、地震で倒れた電柱により車内に閉じこめられたことを想定しての救出訓練や放水訓練など、日ごろの訓練の成果を市民に披露した。
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5日行われた燕市の春季消防演習の燕西小学校での総合訓練
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消防本部職員60人、消防団員435人、保育園園児90人など約600人が参加。午前8時45分の中ノ口川の秋葉町堤防下で行った放水訓練に始まり、燕保育園園児45人も参加して消防団員や消防車両が目抜き通りを行進。最後に燕西小学校に会場を移して規律訓練や総合訓練、幼年消防クラブの燕西保育園園児によるアトラクションを行った。
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燕西保育園園児によるアトラクション
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総合訓練は、燕市を中心としたマグニチュード6強の地震発生を想定。燕西小学校2階で出火、火の手が広がり、2階と3階いる逃げ遅れた負傷者を救出。さらに電柱にぶつかった車の中に閉じこめられた人の救出と、消火、救助訓練を行った。 いろいろな方角からサイレンを鳴らし、はしご車や救助工作車、救急車といった消防車両が次々とグラウンドに集結。見学の子どもたちは「すご〜い!」を連発。一斉放水やレスキュー隊員が火花を上げて車の屋根を油圧式のカッターで切り取り、救助工作車がクレーンを伸ばして2階の負傷者を担架に載せて救助する様子に子どもたちは目を輝かせて見入っていた。
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目を輝かせて訓練に見入る子どもたち
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昨年の7・13水害では消防職員は救助活動、消防団員も復旧活動を行い、中越地震では、燕市でも震度5強を観測。住宅や市役所など市の施設にも被害が出たこともあり、参加者は災害を身近に感じ、近年になく厳しい表情で訓練に集中していた。
ただ、正午ころに訓練が終わったが、それから間もなく、午後0時17分ころに燕市でも震度3を記録する中越地方の地震があり、関係者に緊張が走るひとこまもあった。
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