真夏の猛暑のなかで三条市民プールの屋外プールがオープン(2005.6.15)

三条市民プールの屋外プールが15日、オープンした。プールシーズンの到来にあわせたかのように真夏同然の猛暑となったが、この日の屋外プールの利用は午後5時までに10人余りしかなく、梅雨入りもしていないだけに、夏気分になるのはまだ先のようだ。

15日、真夏を思わせる猛暑のなかでオープンした三条市民プールの屋外プール

屋内温水プールはオールシーズンだが、屋外プールの利用は毎年6月15日から9月15日までの3カ月。この3カ月で年間利用者の4割を占める約1万5千人が利用する書き入れ時だ。

昨年は7・13水害で施設が被害を受け、7月13日から8月21日までの1カ月余り休館した。そのため、毎年約4万人の利用があるところ、ことし3月までの1年間の利用者は30,819人にとどまった。

屋外プールの仮設住宅側フェンスにかけられたビニールシート

敷地内には被災者のための仮設住宅が建設されており、仮設住宅側のフェンスには目隠し用の青いビニールシートもかけたままだが、それ以外はいつもと変わらない屋外プールのオープン。

15日は午後3時に29.8度（三条市消防本部観測）まで気温が上がり、屋外プールオープンには願ってもない猛暑で、屋外プールの水温も24.0度に上がった。

ただ、風が強く、屋外プールのオープンを知って訪れた三条市条南町の男性は、「上がると寒いね。泳いでいるときは気持ちよかった」と貸し切り状態の50メートルプールを楽しんでいた。

同プールの利用料は市民であってもなくても変わらないが、5月1日に合併したこともあり、「これを機に栄地域、下田地域からも今まで以上に足を運んでもらえれば」と利用に期待している。

屋外プールの利用期間中は夏料金となり、高校生以上200円、中学生以下100円。利用時間は火曜から金曜までは午後1時から、屋外プールは午後7時か日没までで、屋内は午後8時まで。土、日曜と祝日は午前10時から。月曜と月末は休館。屋外プールは水の事故防止のため小学生以下はおとなの付き添いが必要。