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26日まで丸井今井邸で「美しい山古志村中越地震復興チャリティー写真展・中條均紀写真展」(2005.6.23)
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23日から26日までの4日間、三条市丸井今井邸で「美しい山古志村中越地震復興チャリティー写真展・中條均紀写真展」が開かれており、三条市出身のアマチュアカメラマン中條均紀(まさのり)さん(52)=長岡市=が中越地震前に旧山古志村の自然や人を撮りためた作品50点近くが展示されている。
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26日まで三条市丸井今井邸で開かれている「美しい山古志村中越地震復興チャリティー写真展・中條均紀写真展
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中條さんは、18年余り前から旧山古志村を撮り続け、写真集『古志の里』と『古志の里II』、さらにチャリティー写真集『山古志村ふたたび』を制作。『古志の里II』はことし、第14回林忠彦賞に輝いた。
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写真展の作品を撮影した中條均紀さん
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チャリティー写真展は、全国から要望もあり、「写真展を見た人に復興を応援してもらえたら」と、昨年12月からことし7月まで、全国40カ所の巡回展が開かれており、展示写真や写真集の販売益は震災復興に寄付。また、震災から1年の10月に米・オレゴン州での開催も決まっている。 丸井今井邸での中條さんの写真展は丸井今井邸保存会が主催。2003年に写真展『さとやまの詩』を開いてから今回が2回目で、昨年7月21日に開く予定だったが、7・13水害で中止していた。 前回の写真展は、写真集『古志の里』の収録作品が中心で、今回は主に『古志の里II』の写真を展示。中越地震前に旧山古志村をはじめ、旧川口町などで撮影した春夏秋冬の自然や、そこで暮らす人たちがモチーフの45点が並ぶ。
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展示作品より
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展示作品について中條さんは「人も風景も村を丸ごと撮っています」。しかし震災後は、あまりの被害の大きさに写真を撮る気になれなかったが、復興の歩みを記録しようと、再びカメラを手に4回ほど旧山古志で取材した。 「村の人は帰りたいと言いますが、現場を見ると帰れるのかなと思う」、「雪解け後は、ものすごい状態」と、8カ月たった今も厳しい被災地の現状を訴える。 さらに、「棚田づくりも高齢の村の人たちだけでは難しい」と今も支援は重要で、「今後、どのような形で復元していくのか、地域にマッチした復興を」と願っている。 会場では中條さんのサイン入りの写真集やポストカード(800円)と丸井今井邸の手芸教室参加者が作ったお手玉を販売しており、売り上げは被災地へ寄付する。写真展は毎日午前10時から午後5時まで、入場無料。
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