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三条市は、23日午前10時から平成17年三条市議会第2回定例会議案概要説明会を開き、5月1日の新三条市誕生から初めての予算編成に向けた平成17年度予算案や助役の選任の人事案件など23件の概要を説明した。
30日召集の定例会の提出議案は、予算関係9件、人事案件6件、条例の制定や廃止、契約の締結など8件の計23件。 人事案件では、5月1日の新市誕生から空席だった助役に、旧三条市の助役を務めた佐藤和夫さん(66)＝三条市大字矢田＝の選任で同意を求めると説明した。 一般会計（歳入歳出とも43,036,000円）は、合併後最初の予算編成で平成17年度は「災害に強いまちづくり」、「地域コミュニティづくりの推進」、「地域内融合、地域内格差是正」など6つを柱とした重要課題に重点的に取り組むとし、主な事業を説明した。 「災害に強いまちづくりの推進」では、市営住宅建設事業（1,420,427,000円）、排水路及びポンプの新設の水害対策事業（145,300,000円）、地域防災力の強化事業（488,993,000円）で同報系無線システム等構築整備委託、洪水ハザードマップ作成委託、水害や地震の災害種別マニュアル作成。 「地域内融合、地域内格差是正の推進」では、新市建設計画登載事業の斎場建設事業、ごみ消却施設建設準備事業、し尿処理施設建設事業の取り組みをはじめ、早水・濁沢地区、笠堀・塩の渕地区への携帯電話用電波鉄塔建設の移動通信用鉄塔施設整備事業（78,398,000円）、新市エリア拡大に伴うコミュニティFM放送区域拡大事業（36,813,000円）などを盛り込んだ。
説明会後、高橋一夫三条市長は午後1時から行ったで定例会見で予算案について話した。一般会計の予算案は、合併した5月1から来年3月31日までの11カ月間の予算で約430億円だが、旧市町村から引き継いだものを除くと約396億円。そのうち23億円の災害関連を除くと373億円ほどになり、平成16年度の旧三条、栄、下田の3市町村を合わせた356億円より4.7％、23億円ほどの増加と話した。 さらに、今年度の事業は、緊急性のある事業や継続事業だけにして、財政計画を作り直し、「新たな事業は財政の裏付けがあるなかできちんとしたい」とした。
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