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平成17年度さんじょう鍛冶道場1泊2日初級コースに県外から20人参加(2005.6.26)

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三条鍛冶道場は25、26の2日間 、同道場で平成17年度さんじょう鍛冶道場1泊2日初級コースを開き、県外から20人が参加。三条鍛冶集団の師範の指導でオリジナルの包丁や切り出しを制作した。

25、26の2日間開かれた平成17年度さんじょう鍛冶道場1泊2日初級コース

25、26の2日間開かれた平成17年度さんじょう鍛冶道場1泊2日初級コース

毎年、三条市近郷や県外の人をそれぞれ対象にしたさんじょう鍛冶道場を開いており、今回、開いたのは県外を対象に1泊2日で好きな刃物を制作する初級コース。

灼熱の炉の前で焼き入れに集中する参加者と指導する師範

灼熱の炉の前で焼き入れに集中する参加者と指導する師範

関東方面を中心に遠くは愛知県から20歳代から60歳代の20人が参加。あらかじめ参加者から作りたい刃物の図面を送ってもらっており、その制作に必要な材料は鍛冶道場で用意し、なた、包丁、切り出し、かんな、のみを2日がかりで完成させた。

2日間とも三条市は真夏日の猛暑で、コークス炉が燃える道場はさらに暑く、立っているだけで汗が噴き出した。参加者は流れる汗をぬぐうのも忘れて作業に熱中し、それにこたえるように三条鍛冶集団の師範も鋭いまなざしで指導した。

のみを作った福島のオートキャンプ場場長の男性は、「職人さんは技を教えてくれないものだと思っていたが、ここでは、すべてを教えてくれる」と感激。なたを作った東京の会社員の男性は数回目の参加で、「作るのも楽しいし、師範に会うのも楽しみ」と、気分はすっかり三条職人の“弟子”だった。