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三条市の小学校1年生が海水浴中におぼれて亡くなる(2005.6.27)

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26日、新潟市(旧岩室)間瀬の沖合で三条市の小学校1年生が遊泳中におぼれ、亡くなった。

午後4時前ころ、三条市上保内、会社員若月正美さん(31)の次男で小学1年生の克美さん(6)が、おぼれて行方が分からなくなり、間もなく発見されて病院に運ばれたが死亡した。

保内小学校玄関前の1年生が育てるアサガオの鉢

保内小学校玄関前の1年生が育てるアサガオの鉢

翌27日、克美さんの通っていた三条市立保内小学校(柳恒雄校長・児童205人)では、全校朝会で黙とうをささげた。すでに事故を知る児童が多かったのか、ふだんより静かな全校朝会となり、黙とうの前に柳校長は児童に「安らかに眠ってくださいという気持ちで」と説明。児童に命の大切さ、人の思いやりなどについて話した。

同校はこの日からプール授業を始める予定だったが、事故に配慮して数日、延期することに決めた。克美さんは、登校時に大きな声であいさつをする活発ないい子だったという。同校玄関前に並ぶ1年生が育てるアサガオの鉢は、久しぶりの雨に濡れていた。

同校は26日に事故の連絡を受け、PTA三役を召集して対応を協議。27日朝は、全職員で事故の情報を確認し、児童への対応や接し方などを話し合った。

「ひとりの命がなくなって、痛恨の極み」とし、保護者には、命の大切さ、人の思いやり、児童の気持ちの落ち着きを図っていきたいとする内容の文章を出す考えで、児童の心への影響を配慮して、一人ひとりの心をくみとって指導やケアをしていきたいとしている。

三条市教育委員会には、26日夜に学校から連絡が入り、「残念な結果になってしまった」として、今後、市内小中学校に水難事故等防止を各校に呼びかける予定だ。