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三条市の降り始めからの雨量は軽く100ミリを超えたが、7・13水害と比べればはるかに少ない(2005.6.28)
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27日からの大雨で、三条市消防本部の観測では、27日午前8時に初めて雨量を記録してから28日午後4時までの32時間で雨量は累計128.0mmとなった。昨年の7・13水害では、7月13日の1日だけで217.5mmの雨が降っており、その半分を上回ったに過ぎない。
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田島橋上流の災害復旧工事現場の工事用道路を五十嵐川の水位が超えることはなかった
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1時間雨量の最大は、28日午前2時までの1時間の18.0mm。これも昨年7月13日は最大で1時間に44.5mmを記録し、その3日前にも1時間に53.0mmの激しい雨が降っており、それらと比べればずっと弱い雨といえる。
五十嵐川の水位は、上流部の降雨量とそれに伴う笠堀ダムの放水量が大きく影響する。笠堀ダム観測所の降り始めの27日午前9時から28日午後6時までの雨量は236mmで、1時間の最大は午前3時の28.0mm。また、午後6時までの笠堀ダムの流入量の最大は28日午前5時の毎秒304.10m3で、放流量の最大は午後6時の同92.79m3。一新橋観測所の水位は午後6時で9.55mだった。
災害復旧工事が進む田島橋から上流では、水位が川の中に掘削した土で作った工事用道路の高さに迫り、土のうが一部流されたところもあったが、水位が工事用道路を上回るところはなく、工事への影響は今のところないようだ。
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