|
大阪市帆船「あこがれ」のイルミネーションが夏の夜の寺泊港を彩る(2005.7.6)
|
|
|
新潟県中越地震の被災支援のため、5日に寺泊港に入港した大阪市帆船「あこがれ」は6日夜、船体をイルミネーションで明かりで飾り、昼とはまったく違う帆船の姿を見せた。
イルミネーションは、青い照明が数珠つなぎになったもの。へさきから3本のマストの頂点を結ぶほか、3本のマストそれぞれから船体の両側へ1本ずつ、さらに甲板を囲むよう船体をぐるりとイルミネーションが一周する。
この日、午後7時から「あこがれ」の前でイベントのフルート演奏が行われ、100人前後が鑑賞した。演奏が始まったころはまだ空が明るく、気づかないくらいだったイルミネーションも、夜が深まるとともに輝きを増し、星がまたたくころにはくっきりと夜空に光線を放った。
海面に反射するイルミネーションは、さざ波が光をにじませた。この日は新月。真っ暗な空の下、潮の香りに包まれて見る宝石のようなイルミネーションは、まるで夏の夜の幻想だった。
イルミネーションの点灯は、7日も日没から午後10時まで行う。8日に沖縄に向けて出港する。
関連リンク
|