北側国交大臣が県内の地震、豪雨の被災地を視察、三条市長と面談(2005.7.6)

昨年の新潟県中越地震と新潟豪雨災害の被災地視察のため、北側一雄国土交通省大臣が6日、三条市を訪れ、市役所で高橋一夫三条市長と面談した。

三条市役所で高橋三条市長と面談する北側国交大臣

北側大臣はこの日午前、ヘリコプターで五十嵐川と刈谷田川の破堤復旧現場や長岡市と旧山古志村の国道291号線復旧現場を上空から視察したあと、長岡市役所に続いて午後1時20分ころに三条市役所を訪れ、高橋市長や佐藤和夫助役と20分ほど面談した。

北側国交大臣

高橋市長は、市長名の「一級河川信濃川・五十嵐川・刈谷田川及びその他中小河川の改修事業に関する要望書」を北側大臣に手渡し、国の支援を求めた。要望書では、7・13水害の被害状況や河川改修などの復旧状況をを説明し、復旧事業の着実な推進をはじめ、五十嵐川にかかるJR橋の架け替え、住宅の再建費などに支援を求めている。

面談後、北側大臣は「今後の復旧に向けて地元の声を聞き、国として全力で支援させていただきたい」と述べたが、長岡市や三条市からの要望については「今の制度の中で、できることを精一杯していきたい」と、現在の制度で柔軟に対応するという考えにととどめた。要望書の要望事項は次の通り。

「一級河川信濃川・五十嵐川・刈谷田川及びその他中小河川の改修事業に関する要望書」の要望事項

五十嵐川、刈谷田川河川災害復旧助成事業・信濃川、刈谷田川河川災害復旧等関連緊急事業・五十嵐川、大平川災害関連事業の着実な推進をお願いします。
五十嵐川にかかるJR橋の架け替えについての支援をお願いします。
その他中小河川の改修事業及び内水対策事業への支援をお願いします。
土砂災害に関する支援をお願いします。
被災者の生活基盤を早期に回復し、地域における市民生活の安定を図るため、住宅本体の再建費に対して、公的支援を行なわれるよう要望します。