7・13水害から1年、3人の犠牲者を出した長岡市中之島地域に献花台(2005.7.11)

昨年の7・13水害で三条市の9人の死者に次いで県内で2番目に多い3人の犠牲者を出した長岡市中之島地域（当時・中之島町）では、水害からの1年の13日を中心に犠牲者を追悼、復興を祈念する行事が行われており、11日は中之島文化センターに献花台が設置された。

中之島文化センター前に設置された7・13水害犠牲者献花台

同センター前に張ったテントの下に、白布を敷いた献花台を設置。昨年の水害で中之島地域が浸水している様子を撮影した航空写真を置き、地元保育園児らが寄せた5つの千羽鶴が下がる。

正午に献花台が設置されてから夕方までに2つの花束と10本前後の白菊が並んでいた。献花台は17日まで設置されている。

中之島地区では、9日にNHK交響楽団メンバーなどの出演で復興祈念コンサートが開かれた。水害から丸一年の13日は市役所や支所で黙とうとサイレン吹鳴が行われる。

さらに16日は復興祈念イベント「元気です“なかのしま”復興へ向けての集い」が行われ、8月7日の恒例の中之島夏まつりも、ことしは復興祈念の意味を込める。

1周年を機に災害をあらためて記憶に刻み、犠牲者を追悼、そして水害を克服、全国からの応援や支援に感謝し、復興へ向けて決意を新たにと官民あげて取り組んでいる。