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7・13水害から1年で三条市内の学校や事業所でも黙とう(2005.7.13)
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7・13水害から1年の13日、三条市内では市役所のほかに学校や事業所でも黙とうが行われ、水害の犠牲者の冥福を祈った。
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7・13水害から丸1年の13日、黙とうする四日町小学校の6年1組
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三条市立四日町小学校(渡部則夫校長・児童355人)でも、五十嵐川の破堤した時刻にあわせて午後1時15分、全校児童が黙とう。「復興のために協力してくださった方に感謝し、亡くなられた方のごめい福を祈りましょう」と校内放送を流し、児童は各教室で黙とうした。
6年1組では、放送前に担任教諭が、三条市内や中之島では水害で命を落とした人たちのことを思って黙とうしてほしいと話し、児童は全員、起立して目をつぶった。
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四日町小で飼育されているヤギの「さくら」(左)は、7・13水害では2階に避難させて助かり、ことし5月には「すみれ」(右)を出産
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同校は水害で校舎が大きな被害を受け、8割の児童の家が床上浸水した。プールの復旧工事は6月初めに終わり、ほぼ水害前の状態に戻った。
渡部校長は水害後、延べ500人のボランティアが同校を掃除してくれたり、各地の小学校から激励の寄せ書きをもらって励まされたことに「本当に感謝している」と話していた。
児童の様子については、雨の音を怖がるような児童はいなくなって精神的にも立ち直りつつあると言う。
一方で水害後の助け合いから家族のきずなが深まった、子どもが手伝いをしてくれた、職員が子どもたちの笑顔に励まされたことなど、水害に教えられ、学んだこともあり、「子どもたちも大変だったと思うが、この水害で得た多くのことを将来に生かしてほしい」と話していた。
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