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三条市内全戸に浸水想定区域図を配布(2005.7.14)
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三条市は、国や県が作成した市内を流れる五十嵐川、刈谷田川、信濃川の3種類の浸水想定区域図を「広報さんじょう」7月16号とあわせて全戸配付する。
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三条市内全戸に配布する浸水想定区域図
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県が五十嵐川と刈谷田川、国が信濃川の浸水想定区域図を作成した。A1判の2万5000分の1の地図上に、河川のはんらんによる浸水の区域を浸水したときの水深によって色分けして示す。水深は0.5m未満から50cm刻みで4ランクに分類する。
県は以前から浸水想定区域図の作成を進めてきたが、昨年の7・13水害を受けて見直しを行った。昨年、堤防が決壊した五十嵐川の浸水想定区域図は、7・13水害と同様の雨が降り、今、行われている河川改修以前の河道の断面の状態で、両岸が数カ所で破堤したと想定し、シミュレーションする。
複数の破堤カ所から浸水がある区域は水深の深い方を示し、昨年の水害で浸水した嵐南地区は、昨年の被害の実績を基にした。堤防決壊で、わが家がどれくらいの浸水被害に遭うか、一目でわかる。
ただ、いずれも単独の河川のはんらんを想定したもので、布施谷川、新通川、貝喰川などの内水は計算していない。県では、五十嵐川や刈谷田川の河川改修が終われば想定は大きく変わるため、完成後に見直しする方針だ。
三条市では、今後、この想定区域図を参考として、避難所や浸水の始まる時間などを加えた洪水ハザードマップを作成する。
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