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飛燕夏まつりに、みこしとよさいこソーランが合体した日本初「よさこい鳴子みこし」が初登場(2005.7.16)

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燕市民祭協賛会と燕1000人みこし実行委員会は15日、ことしの飛燕夏まつりに初登場、日本初の巨大な鳴子(なるこ)を載せた、まさに“鳴り物入り”の「よさこい鳴子みこし」をお披露目した。

飛燕夏まつりに初登場、日本発の「よさこい鳴子みこし」の披露

飛燕夏まつりに初登場、日本発の「よさこい鳴子みこし」の披露

よさこいソーラン踊りは、必ず鳴子を持って踊るのがルール。もともと鳴子は農作物に荒らす鳥を音を鳴らして追い払う道具で、それを手に持つように改良されたものを踊りに使う。ご飯しゃもじの先端をまっすぐに切ったような形、あるいは鉄板で焼きそばを作るのに使うしゃもじの形に似る。

よさこい鳴子みこしの前でさっそくよさこいソーラン踊りも披露

よさこい鳴子みこしの前でさっそくよさこいソーラン踊りも披露

みこしには、それを大きくしたものが載るが、驚くのはその大きさ。実物の10倍もある巨大な鳴子がみこしの中心に柄を下にしてそびえ立つ。

ほかにふつうの鳴子14個と朱、黒、黄の飾りひもがみこしを飾り、四方に「燕」の文字入りのちょうちんを下げ、全体で高さ2m、重さ約200kgになる。

飛燕夏まつりに登場するみこしとしては、純金、純銀、鎚起に続いてこれが4基目。同市の木工職人が形を造り、塗装や金属の補強は、朝飯前の地場産業のプロがボランティアで製作した。

実はこのみこし、昨年の夏まつりでお披露目するはずだったが、7・13水害で飛燕夏まつりが中止になったため、1年間お蔵入りになっていた。

15日のお披露目は午後7時から燕市文化会館前で行い、新しいみこしの前で、よさこいソーラン踊りの披露も。踊り手もこの日、初めて見るみこしに「かっこいいね」、「また、にぎやかになるね〜、大勢の人に見てもらいたい」と本番を楽しみにしていた。

ことしの飛燕夏まつりは23、24日の2日間で、よさこい鳴子みこしは、初日23日に踊り手の女性が担ぎ、まつり以外でも希望があれば貸し出しも行う。

近年の飛燕夏まつりは、みこし担ぎの隆盛で若者も巻き込んで盛り上がりを見せているが、2001年に始まったよさこいソーラン踊りが、それに拍車をかけている。よさこい鳴子みこしは、飛燕夏まつりをけん引する2大イベントの競演のシンボル的な存在になるはずだ。