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22日から8月11日まで燕・PHOTO風音が済生会三条病院で写真展(2005.7.20)
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燕市の写真グループ「PHOTO風音(かのん)」(捧武会長・会員6人)は、22日から8月11日まで三条市大野畑、済生会三条病院で写真展を開く。
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21日夜、済生会三条病院で展示作品の飾り付けを行うPHOTO風音の会員
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燕市内に住む写真愛好家6人の会員が1人3点ずつ、計18点を病院ロビーを入ってすぐの階段を上がったところの廊下の壁面を利用したスペース「アートギャラリー」に展示している。
作品のモチーフはまちまちだ。新潟県中越地震で壊滅的な被害を受けた山古志村の棚田(たなだ)の地震前の朝もやが立ち込める整然とした造形。燕市内の満開のサクラの下のバス停でイヌの散歩をする男性。海岸の波打ち際を歩く女性。 さらに、日本画を思わせる雪が降り積もるユキツバキの深紅の花。幹にへばりついた雪がシルエットを際だたせるはざ木。親だからこそ撮られるお父さんが構えるカメラに向けた子どもの笑顔と、会員の自由な作風で競演する。 同グループは毎年、燕市内でグループ展を開くほかに、4年前から毎年、同病院でも写真展を開いている。昨年は同病院で写真展が始まって間もなく、7・13水害が発生。同病院で何日か過ごした被災者も多く、たまたま開かれていた同グループの写真展に「慰められた」などの感謝の声が寄せられ、病院から同グループに感謝状も贈られた。
そもそも、同病院で写真展を開くようになったのも、患者から心を和ませ、いやしてもらえたらというのがねらいで、病院のなかでは得られない社会とのかかわりを写真を接点に感じてもらう。
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