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磨き屋シンジケートのビジネスマッチングを(株)ベンチャーラボが1年間、無料支援(2005.7.21)
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燕市を中心とした研磨加工業者の共同受注グループ「磨き屋シンジケート」(古関鐵男チェアマン・40社)は20日、平成17年度(第2回)全体会議を開き、昨年、同グループが出演したNHKの番組「難問解決!ご近所の底力」で妙案を提供した(株)ベンチャーラボ=山中唯義社長・本社東京都=も出席してビジネスマッチングと人材育成事業での協力を約束した。
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20日開かれた磨き屋シンジケートの平成17年度全体会議
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(株)ベンチャーラボは、元通商産業省の技術系行政官だった山中唯義により技術評価とベンチャー企業支援を目的として平成11年に創業。スタッフには、全国の国・私立大学の元教職員や化学・薬品、家電、IT、金融など実務経験豊かな大企業などのOB約350人が登録し、「目利き」専門家集団を形成する。
各地で事業を展開しており、県内では長岡市のマッチング事業や新潟県の平成17年度人材育成事業の一部を請け負っている。
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(株)ベンチャーラボの山中社長
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この日は、山中社長とスタッフの計8人が出席。山中社長は、NHKがつくってくれた磨き屋シンジケートとの縁をしっかり形にしたいとして「わたくしどもはモノは作れませんが、皆さんがいい仕事をしていると言える力をもっている。仕事を増やすチャンスを増やす一方で、(研磨加工業を)やってみたいという人が、1人でも2人でも増えるようにしたい」と話した。
山中社長は、今後、現場を見せてもらい強みをみて、情報発信をしていくとし、ビジネスマッチングに1年間無料で協力することを約束した。
ほかに、全体会議では、磨き屋シンジケートがきっかけとなった平成16年度の売り上げは、前年度より微増の約2,800万円だったことや、今年度は大阪と東京の見本市への出展などの計画を明らかにした。
また、会員4人による個々の事例発表を行った。発表では、初めて依頼先に出かけて作業を行った「出張研磨」の体験談、1セット3万円以上するスパナの研磨の数量を増やしてほしいと依頼が増えたが自分だけではできないと考えたときに「おれが、磨き屋シンジケートの依頼人になればいいんだ」と気が付いた、大企業からの受注で数字の羅列の分析表を読むことができなかったが調べたこと、番組出演以後、ロールスロイスのフロントグリルやサバイバルナイフなど個人から依頼も増えたことなどを発表した。
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