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三条市国際交流員のチャン・テッカさんが任期終了を前に市長に離任のあいさつ(2005.7.25)
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一昨年から三条市の国際交流員を務めたカナダのチャン・テッカさん(28)は、8月3日でその任期を終わるため、25日、高橋一夫市長に離任のあいさつをした。
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任期終了を前に高橋三条市長に離任のあいさつをする三条市国際交流員のチャン・テッカさん
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テッカさんは、2003年の8月4日に着任から刊行物の翻訳や通訳を行ったのをはじめ、市内の保育所や小、中学校で国際理解講座の講師を務め、英語や中国語のイベントの企画や実施にもかかわった。
プライベートでもカンフーのサークルをつくって講師を務め、2年間、精力的に活動。また、昨年の7・13水害では炊き出しのおにぎりづくりにも参加し、多くの市民とふれあった。 テッカさんは午前9時に市長室を訪れ、「いろいろな経験をありがとうございました」とあいさつした。高橋市長から三条でのいちばんの思い出を聞かれると、「最初は外国に興味のなかった人も、興味をもってくれたこと」。 ほかにも、訪問先の保育所では、日本人と変わらないルックスの日系二世のテッカさんに「先生、日本人でしょ〜」と言っていた子どもたちが、「Good morning!」と英語であいさつしてくれるようになったことをうれしそうに話した。 テッカさんは、昨年は中止になった三条夏まつりを見てから盆前後に帰国し、外交官を目指して勉強に励む。首都圏に企業で働きたい希望もあり、いつか再び三条市を訪れると約束していた。
市長室を出たテッカさんは、三条市民へのメッセージとして「あきらめないこと」の言葉を贈り、1%でも確率があれば達成できる、あきらめずに頑張ってほしいと話していた。
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