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台風7号接近で果樹産地の大島地区でも対応急ぐ(2005.7.26)

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台風7号の接近に伴って県内有数の果樹産地、三条市大島地区では26日、朝から強風で果実が落ちるなどの被害を最小限にしようと、支柱の補強などの対応を行った。

モモの枝を支柱にガムテープで固定する三条市大島地区の堀さん

モモの枝を支柱にガムテープで固定する三条市大島地区の堀さん

台風7号は26日昼前ころの予報では、勢力は弱まり、本県への直撃の恐れは少なくなったとしたが、本県に最も接近するのは今夜遅くから。気象庁では強風や雨への注意を呼びかけている。

南の空には台風からのびる怪しい雲

南の空には台風からのびる怪しい雲

出荷を目前にした大島地区のモモ畑では、生産者の堀俊明さん(52)が、モモが鈴なりの枝を載せる支柱がはずれないようにテープを巻き、枝と固定する作業を行っていた。

風に弱いモモの畑では、防風網は早いうちから張ってあるものの、強い風で出荷前の果実が垂れ下がる枝が揺れて、果実が落ちたり、葉が果実にあたって傷がついたりする被害を最小限にするため。

作業する堀さんは、順調に育ったモモを前に「あとは、風しだい。祈るしかないね」と被害のないことを願っていた。