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27日、台風7号接近で笠堀ダムは洪水警戒体制、三条市は午前2時過ぎから午後4時まで第1次配備(2005.7.27)

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台風7号が接近した27日、三条市では午後4時までに雨や風による被害の報告はなかったが、午前1時半に笠堀ダムが洪水警戒体制に入ったのに伴い、水害対応マニュアルに従って午前2時15分に第1次配備の警戒体制をとり、関係職員などが登庁して情報収集などを行った。

27日、増水した旧一新橋下流付近の五十嵐川

27日、増水した旧一新橋下流付近の五十嵐川

台風7号の県内直撃が心配されたが、進路は予想より東にそれて影響は少なかった。三条市消防本部の観測では、瞬間最大風速は午前10時の13.8メートル、26日午後1時から27日午前9時までの雨量は累計25.0ミリだった。

しかし、五十嵐川上流部の笠堀の雨量は26日午後1時から27日午前9時までに96.0ミリに達し、1時間の最多雨量は24.0ミリとなった。笠堀ダムは午前1時半に洪水警戒体制をとり、同時にそれは三条市の水害対応マニュアルの第1次配備を行う基準でもあるため、三条市は同2時15分に第1次配備をしいた。

三条市ではマニュアルに従って行政課や土木課を中心に職員50人以上が登庁し、情報収集などを行った。笠堀ダムは、午前3時25分から同7時6分までと同11時21分から午後0時58分までの2回、洪水調整を行ったあと、同3時45分に警戒体制を解除。これに伴って三条市も同4時に第1次配備を解除した。

三条市では6月27日の大雨に続く2回目の第1次配備だったが、避難準情報の発令など第2次配備に移行せず、被害の報告もなかったため、実質的には午前8時半ころから関係職員も通常の業務を行いながら、情報収集を行う形だったようだ。

また、一新橋下流の水位は最高が午前7時の8.75メートル、笠堀ダムは午前4時から同7時までと正午に洪水流入量とする毎秒80トンを超える流入量があり、最高は同5時の123.710トンだった。