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五十嵐川の利用と橋のデザインについての意見交換会に三条市民30人余り参加(2005.7.29)

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河川改修に市民の声を反映させようと、新潟県五十嵐川改修事務所と三条市五十嵐川・刈谷田川改修対策室は、28日午後7時から三条市体育文化センターで「五十嵐川の利用と橋のデザインについての意見交換会」を開き、市民30人余りが参加した。

28日開かれた五十嵐川の利用と橋のデザインについての意見交換会

28日開かれた五十嵐川の利用と橋のデザインについての意見交換会

昨年の7・13水害で破堤した五十嵐川の河川改修事業が行われているのに伴い、下流側の信濃川との合流点から上流側の渡瀬橋までの間の今後の河川利用と、新たに架ける4橋の景観イメージなどについて広く住民の意見を聞こうと開いた。

三原田一男県五十嵐川改修事務所長はあいさつで、「わたしたちの子どや孫たちに誇れよおうな川にするために忌憚(きたん)のない意見を」と求めた。

参加者の意見は、意見シートに「河川の利用について」と「橋の高欄や照明などイメージについて」の考えを書き込んで提出する方法で集め、参加者はそれぞれの思いを書き出した。

「河川の利用について」では、水辺に近づきやすい川に、生物を大切にする川で自然を楽しみたい、途切れないサイクリングロードや遊歩道を、河川敷に公園や駐車場の設置を希望するなどさまざま。

「橋のイメージについて」では、4橋のイメージの統一、それぞれの個性を出した橋になどの意見や、災害を忘れることのないような橋にという意見もあった。

今後は三条市の広報紙「広報さんじょう」8月1日号で、さらに広く市民からの意見を募集するとともに、それらの意見をとりまとめる検討会の委員20人ていどを募集する。検討会は、8月24日から4回ほど開く計画だ。

同意見交換会では、2月14日に同じ会場で開いた五十嵐川改修計画市民説明会では市民86人が参加したこともあり、100席を用意したが3分の1しか埋まらず、参加者から「もっと広報をするべき」という意見がある一方、「関心が薄いのでは」と話す人もいた。