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三条市下田地区の長沢地内でクマの足跡発見、注意を呼びかけるちらし配布(2005.7.29)
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28日朝、三条市下田地区、長沢地内の民家に隣接するスイカ畑でクマの足跡が発見され、三条市では同地域に「クマ出没!」のちらしを配布して住民への注意を呼びかけている。
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クマの足跡が見つかった場所に立てたクマ出没の注意を呼びかける看板
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クマの足跡のようなものがあると住民からの届出を受けて、市下田庁舎の職員が確認し、三条署にも連絡し、注意を呼びかけるちらしを作成。長沢、駒込下地内の106戸に配布、原地内で回覧したほか、足跡が見つかったところに立て看板1枚を設置して注意を呼びかけている。
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土の上に残ったクマの足跡
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三条市が配布したクマ出没に注意を呼びかけるちらし
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足跡の写真を確認した猟友会の話では、クマの体重40キロほどと思われ、この時期にクマが民家の近くに来るのは珍しいという。冬眠前の秋なら慎重な対応が必要だが、今の時期は様子を見に来た「通りクマ」だと考えられる。 今のところクマの目撃情報はなく、農作物の被害もないので、しばらく様子を見て何かあれば相談してほしいとしている。 下田地区では、平成13年9月に大谷ダム奥の粟ヶ岳登山道でクリ拾いの人がクマに襲われて全治1カ月のけがをしたが、ここ数十年、地元の人が襲われたことはないが、毎年、秋にはクマの足跡やふんが見つかり、農作物の被害の報告もある。
三条市の作成したちらしでは、クマに出会ったら慌てず騒がない、大声で叫んだり、石などを投げつけて興奮させない、走って逃げない、クマに気づかれたらクマから目を離さずにできるだけゆっくり後ずさりしながら逃げることなどをアドバイスしている。
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