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県央研究所が食品の機能性成分だけで作る肌活性化発酵液を開発(2005.7.30)
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三条市吉田、(社)県央研究所(高野雅志理事長)は、29日午後1時半から県央地域地場産業振興センターで「食品の機能性成分を活かした食品だけによる肌活性化(美肌)発酵液の開発研究報告会」を開き、納豆、みそ、青果物など複数の食品からの機能性成分の抽出物だけ作った発酵液の開発報告を行った。
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29日開かれた食品の機能性成分を活かした食品だけによる肌活性化(美肌)発酵液の開発研究報告会
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県内の納豆、みそ、清酒、海産物などのメーカーや一般消費者など30人余りが参加。高野理事長が開発意図から研究成果に説明した。
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報告する高野県央研究所理事長
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同研究所は、健康に関わる食品の機能性を胃袋から皮膚にと、逆転の発想で研究。成分を体内から浸透させる食品と体外皮膚から直接塗る化粧品類は、健康の美的効果に変わりないという考えから、食品の機能性を研究してきたノウハウを最大限に生かして肌細胞を健全化する技術の開発と商品化を進めた。 また、賞味期限が切れたり明らかに商品化を逸した品質劣化品にも作用効果は影響を及ぼさないとし、さらに、廃棄する青果物の皮や商品化が難しいとされる雑海草、桑農家や牛乳施設を利用した製造など、「多くの業種の壁を越えた協業化でこそなしえる新規産業」として作用効果を含めて注目されているとした。
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発酵液のサンプル
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高野理事長は「小さいながらも業界の壁を越えて、みんなで汗を流せば大手にできないものができるのではないか」と話し、「新潟県の新しい食品産業の風」となるよう食品製造業者も多面的にとらえ、一緒に考えていきませんかと呼びかけた。同研究所では、今後、同技術をベースに新用途開発のための研究を行っていく。
肌細胞活性化(美肌)発酵液は、1本130ミリリットル入り3,500円で8月から販売する計画。販売は総括代理店制で、現在、販売を希望する組織などを募集している。製造は、一定の需要ができるまでは同研究所の関連会社のアメニメント(株)が行う。問い合わせは、同研究所(電話:0256-34-7072)へ。
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