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三条市内の仮設住宅でひとり暮らしの78歳男性が病死から1週間ほどたって見つかる(2005.8.8)
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7・13水害の被災者が入居する三条市内の仮設住宅で8日、ひとりで生活していた78歳の男性が亡くなっているのが発見された。拡張型心筋症による病死で、死後1週間ほどたっていた。
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78歳のひとり暮らしの男性が病死していた三条市南四日町4地内の仮設住宅
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午後1時20分ころ、三条市の保健師の女性が、三条市南四日町4地内にある仮設住宅に住む無職Aさん(78)を訪問したところ、Aさんが自室のトイレで死亡しているのを発見。その直後、Aさん方で月1、2回、在宅介護している介護士がAさん宅を訪れ、介護士が110番通報した。
Aさんは昨年の7・13水害で住んでいた民間アパートが被災し、8月16日から同仮設住宅に入居、ひとり暮らしだった。 被災した高齢者をケアするため、市健康推進委員や元健康推進委員は昨年11月からボランティアで仮設住宅に入居する65歳以上の単身高齢者世帯を月2回、戸別訪問している。 当初はAさん宅も訪問していたが、本人が訪問を断っていた。Aさんは冬に1カ月ほど市内の病院に入院し、その後は通院し、月1回の在宅介護支援を受けていた。 この日は、Aさん宅の隣りの世帯を訪問したボランティアが、隣りの人からAさんの体調が良くないようだと聞いたため市に連絡し、それを受けて保健師が訪問して発見した。
三条市内の仮設住宅に住む高齢者の孤独死は、昨年11月23日に月岡地内の仮設住宅で74歳の男性が亡くなっていたのに続いて、2人目。市では警察から状況を詳しく聞き、声かけなどの協力を再度求めたほうがいいかなど、あらためて今後の対応を検討する。
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