|
窃盗犯を捕らえた三条市の内藤さんに三条署が感謝状(2005.8.12)
|
|
|
7月28日に三条市・下田地区の長野地内で窃盗犯人をつかまえた飲食業内藤弘一さん(36)=三条市長野=に三条署(猪股良二署長)は12日、感謝状を贈った。
|
猪股三条署長(左)から感謝状を受け取る内藤さん(右)
|
午前10時に内藤さんが三条署を訪れ、猪股署長が感謝状を読み上げて内藤さんに手渡した。
内藤さんは、7月28日午前7時過ぎころ、自宅となりの食料品などを販売する商店から、住居不定の男(52)が300円相当の菓子1袋を盗んで逃げたところを追跡して、つかまえた。
|
感謝状を手に内藤さん
|
男が菓子を盗むのを家の前で掃除をしていた内藤さんの母親が目撃して、内藤さんに伝えた。内藤さんは駐在所に電話したが、不在だったため、小学校が配付した防犯の腕章をつけ、祭り用の赤色灯の警棒を持ち、近所の友人を呼んで2人で車に乗り、男を追いかけた。
間もなく、菓子を食べながら歩く男を発見。声をかけて、盗んだことを認めたので、男を1人で車に乗せてチャイルドロックをかけ、110番通報した。
近年、八木ヶ鼻周辺の同地区は、温泉やオートキャンプ場、病院などができ県内外から大勢の人が出入りするようになった。とくに夏場は自動販売機荒らしや暴走族なども発生し、地域での防犯意識も高まっているという。
感謝状を受けた内藤さんは、友人との連携プレーでできたことと恐縮していたが、「これをひとつの励みに、さらに、地域の防犯体制が強化できるようにしていきたい」と話していた。
|