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県央地場産お盆フェアーで13日、本邦初公開の研磨作業実演(2005.8.13)
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13日から16日まで県央地域地場産業振興センターで開かれている「お盆特別フェアー」のイベントとして、その初日の13日、燕市の研磨業者40者でつくる共同受注グループ「磨き屋シンジケート」(古関鉄男チェアマン)は、本邦初公開の研磨作業実演を行った。
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13日の県央地域地場産業振興センターで行われた磨き屋シンジケートによる研磨作業の実演
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このフェアに限らずイベントの実演コーナーは珍しくないが、研磨作業となると話は別。大がかりな研磨機と集じん機を設置しなければならず、出張の実演は難しい。
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下が研磨前、上が研磨後のフォーク
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今回は、同センター隣りの三条・燕地域リサーチコアのテクノセンターに設置されている研磨機と集じん機を一時的に同センターに移設して実現。磨き屋シンジケートでは、ほかのイベントでも実演を行ったことはなく、まさに本邦初の実演となった。
来場者が持参した古くなった洋食器を持ち込んでもらい、磨き屋シンジケートのメンバーが無料で研磨。スプーンやフォークを持参したのは10人ていどだったが、合わせてざっと100本の洋食器を研磨した。
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家族連れでにぎわうお盆フェアー
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傷だらけになった洋食器も、研磨後はうそのように傷ひとつなく、鏡のようにぴかぴかになり、新品とまったく見分けがつかない。手品のような職人技に来場者は目を丸くしていた。
会場の設備では研磨が難しいやかんを持ち込む人もいて、メンバーも手を焼くひとこまも。ステンレスの手鏡の研磨を頼む人もいたが、これはメンバーが鏡面処理を施す携帯音楽プレーヤー「iPod」と同じような処理が必要で、さすがに会場の設備では無理。だからといって「できない」とは言えないのが職人かたぎで、「預からっるんだったら、預かって…」と“10営業日以内”の納期で自社で磨いて返すと約束していた。
研磨作業の実演は13日だけ。お盆フェアーでは14日からも日替わりのイベントなどが行われる。
関連リンク
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