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三条信用金庫が7・13水害の三条市へ3000万円の寄付などで紺綬褒章受章(2005.8.22)
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昨年の7・13水害で三条市へ3000万円の義援金を寄付するなどした三条信用金庫(杉野良介理事長)が紺綬褒章を受章し、22日、高橋一夫三条市長が褒状を同金庫に伝達した。
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高橋三条市長(左)から紺綬褒章の褒状を受ける杉野三条信用金庫理事長(右)
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高橋市長は午前9時に同金庫を訪れ、6月29日付けの小泉純一郎総理大臣名の褒状を代読し、杉野理事長に手渡した。杉野理事長は、「このような形で褒章を受け、思いがけなく、ありがたいこと」と頭を下げた。
三条信用金庫は、昨年の7・13水害で三条市内の4店舗が被災した。杉野理事長は水害翌日、自転車で被災地を回ろうとしたが、浸水に行く手をはばまれ、とても自分で回り切れる規模ではなかった。
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小泉総理大臣名の褒状
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見舞いへ出向けなかったことを申し訳なく思うとともに、被災した支店の復旧に寄せられた厚意に感謝しようと7月21日、三条市に見舞金3000万円を寄付した。
さらに、8月25日に県内をはじめ全国の信用金庫から同金庫に寄せられた見舞金の一部200万円も寄付したほか、8月25日には東京都内25信用金庫から(社)東京都信用金庫協会を通じて三条市への浄財として託された100万円を市へ届けた。
紺綬褒章は、公益のために私財を寄付した人を対象とした褒章。近年、災害義援金の寄付も対象となり、春や秋の定例の褒章とは別に寄付をした日から1年以内に自治体などが申請、閣議決定を受けて受章が決まる。
同金庫は教育関係などで昭和53年に1回、56年に2回、平成4年に1回の計4回、紺綬褒章を受けており、今回が5回目の受章で災害関係の寄付行為では初めて。
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