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新大教育人間科学部と三条市教委が連携協力に関する覚書に調印(2005.8.23)

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新潟大学教育人間科学部(生田孝至学部長)と三条市教育委員会(松永悦男教育長)は23日、三条市役所栄庁舎で連携協力に関する覚書の調印式を行い、双方の教育の充実と発展を図るために教員養成や学校教育に関する事業の実施などを内容とする覚書に調印した。

調印後、握手する生田新潟大学教育人間科学部長(右)と松永三条市教育長(左)

調印後、握手する生田新潟大学教育人間科学部長(右)と松永三条市教育長(左)

大学と市教委が、たがいに教員養成や研修、学校教育に関することなどを協力して行ってうもので、これとあわせてこの日、「新潟大学教育人間科学部と三条市教育委員会との連絡推進協議会」も設置した。

連携協力に関する覚書に調印

連携協力に関する覚書に調印

市教委は、これまで新潟大学への講師の派遣を個別に行ってきたが、今後は同学部が窓口を一本化して派遣依頼に対応、両者の組織的な連携を図る。

新潟大学は以前から新潟市と連携協力の体制をとっている。同学部は見附市と阿賀野市の教育委員会とも同様の調印を行っており、三条は3番目になる。

午前10時から行った調印式では、生田学部長と松永教育長がそれぞれ2通の覚書に職印を押し、握手したあと、さっそく第1回目の連絡推進協議会を開き、委員の紹介や今後の運営について意見交換した。

調印後に開かれた第1回の連絡推進協議会

調印後に開かれた第1回の連絡推進協議会

委員は同大学教育人間科学部から生田学部長をはじめ、副学部長や教授など5人、三条市教育委員会から松永教育長と職員、三条市小学校長会長、同中学校長会長の5人の計10人。

協議会で同学部は、高度な研究はできても小中学生に教える教育ができないというのではすまないため、そのためにも現場の力が必要で、現場のフィールドを提供してもらうことに感謝した。

市教委は合併後の三条市で新しい教育の基本的な方針を検討する委員会を設置するため、大学側の助言を求めるなど、連携協力に期待していた。