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「下田村」はなくなっても、しただふるさと祭りは健在、雨生の大蛇が行く(2005.8.28)
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しただふるさと祭り実行委員会(会長・刈屋欣一下田商工会長)は27日、「しただふるさと祭り〜雨生(まおい)の大蛇祭」を開き、八木神社を出発した雨生の大蛇行列行進や下田大橋下の五十嵐川河川公園特設会場でのイベントを行った。
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「いい湯らてい」と八木ケ鼻を背に進む雨生の大蛇の行列
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下田地区内を練り歩いた雨生の大蛇行進行列は、モミの木で作った3mほどの頭部に、カヤをよしずで巻いた胴体をつないだ全長約40メートルの大蛇。笠堀姫を頭部に載せ、若者が担ぎ、これまでの八木前、荒沢・森町の行列行進に、今回は「いい湯らてい」と、かもしか病院を通る五百川行列行進も加わった。
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遠藤ケイさんが作った雨生の小大蛇
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つかみ捕りしたニジマスをその場で焼いて
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五十嵐小文治にちなんだ石投げ全国大会
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午前9時半に八木神社を出発した大蛇の行列行進は、朝の雨が上がった午前11時半に、いい湯らていの玄関前で気勢をあげて「こいやさー、こいやさー」の掛け声とともに、向かいのかもしか病院に行き、療養中のお年寄りらが玄関前で出迎えた。沿道には見物の人やアマチュアカメラマンが大勢集まり、ことし初めての景色となった八木ヶ鼻をバックにした大蛇にカメラを向けていた。
また、下田地区在住のイラストレーター遠藤ケイさんが作った「雨生の小大蛇」が初登場。約1メートルの頭部はスギで、黄色い目玉と口や青い舌がゆれると動く。全長9メートルの小大蛇は子どもたちが担ぎ、大蛇のあとに続いた。
河川公園特設会場では、模擬店が並び、ステージイベントやニジマスのつかみ捕り、凧揚げ、地元の伝説の力持ち五十嵐小文治にちなんだ石投げ全国大会などさまざまなイベントを行った。朝のうち降った雨で出足は今ひとつだったが、青空が広がるとともに来場者も増えて、にぎわった。
午後5時半からの雨生の大蛇祭で、大蛇の胴体部分を燃やし、その火を囲んでの盆踊り、最後の花火大会で締めくくった。
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