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台風14号接近で三条市大島地区の果樹園で対策急ぎ、7日は南関大島選果場を臨時休業(2005.9.6)
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大型で強い台風14号の県内接近に備えて、県内有数の果樹産地、大島地区の果樹園では6日、強風で果実が落ちたり、傷んだりするなどの被害を最小限にしようと防風網を張ったり果樹棚の補強をするなどの対策を行っている。
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台風の対策を急ぐ三条市大島地区の果樹生産者
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台風14号は6日昼ころの予報では、7日夕方から県内に最接近する見込みで、6日夜から風が強まり、7日から8日にかけて暴風となる。
大島地区の果樹生産者でつくる大島園芸振興協議会(山口昇会長)の役員は、前日5日、総括会議を開き、台風14号の接近による対応について協議した。
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大島地区の果樹園で育つル・レクチェ
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台風が接近する7日は、同地区の生産物を集出荷するJAにいがた南蒲大島選果場を臨時休業と決め、生産者に台風に備える管理の方法とあわせてファクスを送信して知らせた。
同地区で生産されるナシは、最も収量の多い品種「幸水」の出荷は終盤を迎えているものの、続く「豊水」など、まだ出荷が始まったばかりで、台風の影響が心配される。
6日、年末に出荷の洋ナシ「ル・レクチェ」の畑で作業していた生産者は、防風網を張ったり、果樹棚をロープで固定して揺れを少なくし、被害を最小限にしようと作業を急いでいた。
前回の台風11号は太平洋側を通過したため、対策は行わなかったが、今回は日本海側を抜ける見込み。台風の進路の右側の方が風が強くなるため、警戒を強めており、「勢力が弱まって、スピードが速くなってくれるといいんだけど。吹き返しの風が心配」と話していた。
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