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水害ごみ一掃の三条競馬場跡地で5,000人が参加して全国紙鳶(凧)揚げ大会(2005.9.19)
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全国紙鳶(凧)揚げ大会実行委員会は19日、三条競馬場跡地で全国紙鳶(凧)揚げ大会を開いた。主催者発表で約5,000人が参加し、県内外の凧が7・13水害からの復興を願う新三条市の発展を願って大空を舞った。
全国各地から訪れた40の凧の団体と地元三条凧協会の凧組20組、凧絵を描いた新三条市の24小学校の児童や親子連れなどが参加。各地の凧を揚げ、見学の市民も自由に凧揚げに参加した。
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自分たちで「天上台風」と書いた凧を揚げる小学生
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ほかにも、天上大風コンテストでは、越後の禅僧、良寛がのこした有名な書「天上大風」を書いた39枚の凧が参加し、凧に書いた文字を審査。小学生の作った凧の展示、グニャ凧絵付け教室、水害パネルの展示、物産販売、ポニーの騎乗、さらにアトラクションでは、下田地区の葎谷太鼓演奏とソレイユ三条のよさこい凧ばやしなどの披露も行った。
約5,000人(主催者発表)が参加。それぞれが凧揚げをしたり、100枚近い全国各地の凧が一斉に揚がり三条の空を舞う姿を楽しみ、1年前は水害ごみの山だった会場に明るい笑い声が響いていた。
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ラッパ隊つきのにぎやかな静岡・浜松の凧揚げ
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明け方に雨が降り、午前中も一時、雨が降って雨宿りすることもあったが、それを除けば風もあって凧揚げに絶好のコンディション。三条名物六角凧をはじめ、各地の凧が次々と秋の空に舞い上がった。
白根の四角い大凧や半天の形の袖凧、10枚以上の凧が連なった連凧、だるまの描かれた丸い凧、サメの形をした凧など、おとなでも初めて見る凧が多く、会場を訪れた男の子は「いろいろな形の凧がある〜!」とさまざまな凧に目を輝かせていた。
会場の三条競馬場跡地は、昨年の7・13水害後、気が遠くなるほど水害ごみが山積みになっていたが、今では跡形もなくなり、それが水害復興の歩みの何よりの証明だった。
午前11時半から行った「天上大風」コンテストの表彰式で、大会名誉会長の高橋一夫三条市長は、感謝状を「大凧を揚げ、災害復興に取り組む三条市民を勇気づけてくれたことに感謝します」と読みあげ、「良寛さまの天上大風の凧で三条の空を見事に埋めてくれました。また、お会いしましょう。ありがとうございました」と大勢の参加者に感謝していた。
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