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燕市8施設でアスベスト使用がわかり、小高保育園は一時閉鎖へ(2005.9.23)
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公共施設のアスベストの使用調査を行っている燕市では、20日の中間報告で、調査した12施設のうち8施設でアスベストが使用されていることがわかった。このうち遊戯室にアスベストが使われている小高保育園(池田一枝園長・園児52人)は、一時閉鎖などの対応を行う。
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遊戯室約100平方メートルの天井すべてがアスベスト含有仕上げになっていた小高保育園
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燕市は8月、88の公共施設のうち、アスベストの使用が疑われる42施設で使用調査を行った。20日の中間報告では、うち12施設の分析結果が報告された。
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小高保育園
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報告では、小高保育園のほかにも大曲八王寺保育園、水道町保育園、東幼稚園、東小学校、松長小学校、保健センター、市民体育館の8施設で使用されていることがわかった。
このため、市は各施設でアスベストが使われている面積や場所を検討し、囲い込みや固化、または除去の対応を行う。あわせて使用が確認された施設では、空気中へのアスベストの飛散調査も行っており、いずれも飛散はまったくなかった。
昭和49年に施工された小高保育園は、遊戯室約100平方メートルの天井部すべてがアスベスト含有仕上げで施工されており、囲い込みなどの方法では対応が難しいため、除去することにした。園児の安全性などを考えて除去工事が終わるまで同保育園を一時閉鎖する。
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23日に開く保護者説明会の案内を玄関に掲示
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連休明けの26日からは、3歳から5歳児40人は東児童センター、1歳と2歳児の12人は燕保育園に分けて保育する。同園では22日は、遊戯室を閉め切って保育を行た。翌23日に保護者らに説明会を開き、状況や今後の対応について理解を求める。
除去工事は年内に終わりたい考えだが、除去工事の専門業者が忙しく、22日までに工事の日程は決まっておらず、見通しは立っていない。
また、乳幼児健診などを行っている保健センターでも2階ロビー天井で使用が確認されたため、今後の乳幼児検診は燕勤労者総合福祉センターに会場を移して行う。
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