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柔道五輪金メダリストの古賀稔彦さんが三条で子どもたちに熱血指導(2005.9.25)
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25日開かれる三条柔道倶楽部主催「災害復興祈念・2005年県下柔道大会」を前に、その招待選手、バルセロナ五輪金メダリストの古賀稔彦さん(38)による柔道実技指導会が24日午後3時から三条市総合体育館で開かれ、市内外の小学生から高校生まで約230人が参加して古賀さんの熱血指導を受けた。
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24日、三条市で開かれた柔道実技指導会で指導を行う古賀さん(左)
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県下柔道大会は毎回、柔道界有数の選手を招待選手に、大会前日に実技講習会、当日に模範試合を行っている。今回は、昨年の災害で被災した子どもたちの激励をと、実技指導会は三条ライオンズクラブ(樋口洋平会長)と三条中央ライオンズクラブ(杉野良介会長)が主催した。
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古賀稔彦さん
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招待選手の古賀さんは佐賀県出身。「平成の三四郎」の異名をとり、バルセロナ五輪71キロ級で金メダル、アトランタ五輪78キロ級で銀メダルを獲得し、04年に現役を引退。今も全日本女子強化コーチを務め、03年に町道場「古賀塾」を開塾。04年のアテネ五輪で谷本歩美選手を金メダル、05年の世界柔道で銀メダルに導いている。
実技指導会で古賀さんは、講話と実技指導を行った。胸に「古賀塾」とある柔道着の古賀さんは、強くなるために誰よりも練習したことなどを話し、あきらめなければまた強くなれる、勝ちたいという気持ちを忘れないで、苦しい、きついと思ったときに頑張られる選手に、また、柔道を通してたくさんの仲間をつくり、「強くて優しい柔道選手になってほしい」と子どもたちに期待した。
実技指導ではまず、全日本の選手もやっている基本のトレーニングを指導。2人1組でになり、30秒ごとに打ち込みと馬跳び、おんぶしてもも上げ、腹筋、腕立てなどを連続して繰り返す。
古賀さんは「速く!」、「遅い!」と声を張り上げ、「楽して試合に勝った人はひとりもいない。きついと思ったときに頑張れる選手になれ」、「あとのことを考えるな、今出せる力を精一杯出していけ」と熱血指導し、子どもたちもそれにこたえるように汗だくになって練習を繰り返していた。
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