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燕市の商店街で初めてのシャッターアートコンテスト(2005.9.26)
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燕市と燕商工会議所小売商業部会は24、25の2日間、宮町商店街と燕大通り商店街の空き店舗のシャッターをイラストで飾る平成17年度シャッターアートコンテストを行い、デザインの事前審査で選ばれた県内の専門学生や一般など8グループがそれぞれの作品をシャッターに描き、商店街に明るさを演出した。
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24、25日の2日間、燕市の商店街で初めて行われたシャッタアートコンテスト
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燕市の目抜き通りの両商店街には20を超える空き店舗がある。その閉まったままのシャッターが商店街を寂しく見せてしまうが、そこにアートを描くことで活性化につなげようと逆転の発想で初めてコンテストを企画した。
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1位「チームYOSHIZAWA」の吉沢さん(左)と荻根沢さん(右)、上は制作した作品『輝き』
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2位「はるみっちゃんズ」の『街を明るく』
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3位「色人」の『なごみ』
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7月から9月2日まで、商店街に「明るさとにぎわい」を演出する内容でデザインを募集。応募作品32点から、主催者側で8点を選考し、縦180×横170センチの作品をシャッターをカンバスに描いてもらった。
選考された新潟市や新発田市の専門学校生や田上町のデザイン会社社員などは、画材を持ち込んで制作。25日は小雨が降り、最高気温は20.9度(燕市消防本部観測)の肌寒さのなか、タイムリミットの午後3時に間に合わせようと、仕上げを急いだ。
完成した作品を前に審査を審査を行い、両商店街振興組合の組合員70人がそれぞれ気に入った作品3点を選んで投票した。その結果、燕市井土巻、吉沢宏志さん(29)=(有)モリデザインワークス勤務=と三条市鶴田、荻根沢力さん(20)=専門学校生=の2人組の「チームYOSHIZAWA」の作品「輝き」が1位に。白いツバメを中心にカラフルな色遣いで虹や太陽を描いた作品で、午後5時から行った表彰式で、高橋甚一燕市長から賞金15万円を贈った。
吉沢さんは、制作中に市民から商店街が「明るくなったね」と声をかけられ、力をもらったと話し、「小さい子からお年寄りまで、たくさんの人に作品を見てほしい」。荻根沢さんは「驚いています」と感激していた。
燕市では、シャッターが閉まったままの空き店舗が増えるのは残念だが、シャッターアートコンテストは継続していく考えだ。作品のタイトルと製作したグループ名・代表者名は次の通り。得票順、敬称略
▲輝き(チームYOSHIZAWA・吉澤宏志)▲街を明るく(はるみっちゃんズ・森山晴理)▲なごみ(色人・斉藤雅子)▲街が好き・LOVE・ピョン(イマジン・タナカキン)▲笑集(ワラッド)(滝沢杏美)▲宴(南雲幸)▲あたたかい日(渡辺真理)▲歌う鳥(林美菜)
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