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小池加茂市長が三条地域水道用水供給企業団議会の議員の定数等に関する提案で声明(2005.10.5)

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小池清彦加茂市長は5日行った会見で、三条、加茂、田上の3市町で組織する一部事務組合、三条地域水道用水供給企業団議会の議員の定数を現行の三条市10人、加茂市3人、田上町2人の15人から、三条市7人、加茂市4人、田上町3人の14人とし、慣例で旧三条市長が務めてきた議長を3市町の輪番制とすることを提案する声明を発表した。

会見する小池加茂市長

会見する小池加茂市長

声明は「三条地域水道用水供給企業団議会の議員の定数等に関する提案について(声明)」と題し、約2,800文字に及ぶ。

同協議会の議員定数は旧三条、栄、下田の3市町村の合併前のことし4月、合併に伴う定数の変更を協議し、三条8人、加茂4人、田上3人で合意した。しかし、改正には構成市町村議会の同意が必要で、旧三条市議会が同意しなかった。

そのため、合併特例法の規程に基づいて最大6カ月間、10月31日まで暫定的に三条市の議員は旧三条、栄、下田を合わせた10人で、加茂市3人、田上町2人と合わせて議員は計15人となっている。

声明で小池市長は、8月12日の同議会で参与である小池市長が議長の阿部銀次郎三条市議に発言を求めたが、発言を許されなかったとする状況を説明。その後も阿部市議に対して抗議と要請をしたが返答はなく、このままでは市町長である参与が企業団議会で発言できず、「加茂市及び加茂市民を完全に無視する独裁であり名誉を著しく傷つけるもであるのである」と断ずる。

さらに、「三条市が企業団議会で暫定的に多数を得た途端に起きたこの度の事態を重視し、深く憂慮する。多数を得て勢いを得た三条市の議員が他の市町長たる参与に発言を許すなと叫び、議長がこれに同調して、参与の発言を徹底的に封ずる。このようなことが二度とあってはならない」。

そのうえで、暫定期間経過後の規約の制定を前に「企業団議会の議員の定数は、三条市7人、加茂市4人、田上町3人とする」と、「企業団議会の議長は、三条市、加茂市、田上町からの1年又は2年交代の輪番制とする」の2点を提案する。

提案は7日午後に三条市役所で開かれる参与会で示す。また、この声明は5日に参与の三条市長、田上町長、三条市助役と企業団事務局などに持参し、加茂、三条、田上の議員全員に送付する。

平成17年10月5日

三条地域水道用水供給企業団議会の議員の定数等に関する提案について(声明)

加茂市長小池清彦

  1. 三条地域水道用水供給企業団の議会の議員定数は、三条市、栄町、下田村が合併するまでは、三条市6人、加茂市3人、田上町2人、栄町2人、下田村2人の合計15人であった。そして議長には、慣例的に三条市の議員が選出されて来た。
  2. 企業長は、関係市町村長の互選によることになっており、慣例的に三条市長が互選されて来た。
  3. 関係市町村の長は、参与となり、さらに企業長の属する関係市町村の助役も参与となることになっている。参与は、「企業団の経営に関して重要な事項を調査審議する」ことになっており、参与会は、企業団の行政運営における最高の意思決定機関である。
  4. さて、三条市、栄町、下田村が合併するまでは、三条市からの企業団議会の議員は、15人中6人であり、過半数より2人少ないものであった。3市町村が合併するにあたり、規約を改正して議員定数をあらためて決定する必要が生じたので、三条市長、加茂市長、田上町長、栄町長、下田村長、三条市助役が出席して参与会が開かれ、これを協議した私は、三条市の議員定数がこれまで過半数に達しておらず、これは、各市町村が対等な関係にあることと、慣例的に企業長と議会議長は三条市から出ていることから妥当なものであると考えていたが、3市町村が合併したことも考慮に入れて、三条市に半数を差し上げる趣旨で、三条市6人、加茂市4人、田上町2人を主張した。
  5. 結局協議の結果、参与会において、三条市8人、加茂市4人、田上町3人ということで妥結し、合意がなされた。
  6. ところが、栄町、下田村との合併が確定して勢いに乗る旧三条市議会は、これに同意せず、その結果、定数を定めることができず、合併特例法の規定に基づき、6ヶ月間(平成17年5月1日から10月31日まで)暫定的に新三条市の議員の定数は、旧三条市6人、栄町2人、下田村2人を合わせた10人とされた。
  7. ところが、新三条市の議員定数が15人中の10人という圧倒的な多数となるや、三条市からの一部議員の横暴は目に余るものとなり、先般の私の抗議声明にも述べたとおり、去る8月12日企業団議会において、三条市市議の阿部銀次郎議長は、加茂市長であり、参与である私が再三発言を求めたにもかかわらず、私の発言を許さなかったという前代未聞の事態が発生した。
  8. 新聞情報によれば、阿部議長は、「発言する旨も伝えず、いきなり立ち上がって発言しようとした。補足説明したいということもなかった。それがあれば、内容によっては発言を認めるかどうか判断できた。」「補足説明があるなら、議長に伝えてから発言するのが当然だ。」といっているとのことであるが、これは全く事実と異なる暴言である。現実は、まず私が挙手して、「議長!」と発言を求め、阿部議長も私の方を振り向いて、発言を許したと見えたので私は立って発言しようとした。その時、私の前に座っていた三条市からの高坂議員が不規則発言をして、「発言させる必要はない!」と叫び、阿部議長は、それにつられた形で私を止めたのである。そこで私は、着席して何度も「補足説明をしたいので発言させていただきたい。」と求めたが、阿部議長は、「事務局長が企業団の考えを説明したのだから、参与が発言する必要はない。」といって私の発言を許さず、私の自席に座っての再三の発言要請を完全に無視して、「横山議員発言してください」と横山議員(三条市)に次の質間をするよう促したのである。このような横暴なことをして私の再三の発言を求める要請を無視し、圧殺しておきながら、「発言する旨も伝えず、いきなり立ち上がった」とか、「補足説明したいということもなかった」などと事実と全く違うことを言い立てることは、言語道断である。「補足説明があるなら、議長に伝えてから発言するのが当然だ」と阿部議長がいっているとのことであるが、あれだけ何度も私が自席から発言を求めたのに、これを完全に無視しておいて、このようなことを言うとは何事であろうか。私がたまりかねて抗議し、退席したにもかかわらず、阿部議長はついに私に「発言を許す。」と言わなかったのである。
  9. 阿部議長はまた、「質問者に対し、事務局長が答弁して納得し、次の質問に移ってもいた。答弁は参与に求めてもいない。」と言っているとのことであるが、議員の質問は、行政側即ち理事者側に対してなされるのであって、答弁は企業長と事務局長に対してのみ許されるというものではなく、他の市町村長である参与も、必要に応じ当然発言を許されて然るべきものである。この企業団は、「三条市」ではなく、対等の3つの市と町によって構成される「地方公共団体の組合」なのである。議会においては、民主的に自由な議論が十分に行われなければならない。しかも、現実の場面は、事務局長が受水料の値上げについて答弁すると、藤田議員が立って、その答弁についてコメントし、そのまま次の訴訟の問題に話を移したのである。従って、その間に、私が受水料の値上げについて発言する余地は、全くなかったのである。議長は、私が藤田議員の発書を途中でさえぎって発言を求めるべきであったというのであろうか。そんな非常識で非礼なことは、私にはできないし、もし、私がその時発言を求めても、議長が許したはずがない。また、もし、企業長たる三条市長が、「さっきの質疑について、補足的に申し上げたいことがある。」といった場合にも、その発言を許さないのであろうか。そんなはずはない。もし、そうだとしたら、よほどに非常識、非民主的な議長である。
  10. 阿部議長は、私の抗議と要請にもかかわらず今日に至るも、議会において市町長たる参与に発言を許すとは言っていない。従って、このままでは、市町長である参与は、企業団議会において発言することはできない。これは、加茂市及び加茂市民を完全に無視する独裁であり、加茂市及び加茂市民の名誉を著しく傷つけるものである。
  11. 私は、三条市が企業団議会で暫定的に多数を得た途端に起きたこの度の事態を重視し、深く憂慮するものである。多数を得て勢いを得た三条市の議員が他の市町長たる参与に発言を許すなと叫び、議長がこれに同調して、参与の発言を徹底的に封ずる。このようなことは、二度とあってはならない。このようなことが二度と起こらないようにするために、私は、6ヶ月の暫定期間が経過した後の11月1目から適用される企業団規約の制定を行うにあたり、断固として次の提案を行うものである。

(1)企業団議会の議員の定数は、三条市7人、加茂市4人、田上町3人とする。

(2)企業団議会の議長は、三条市、加茂市、田上町からの1年又は2年交代の輪番制とする。