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16日まで燕市立図書館の「版画のはらうた展」で原画20点展示(2005.10.12)
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燕市立図書館では、12日から16日までの5日間、同図書館で「版画のはらうた展」を開いており、画家、保手浜孝(ほてはま・たかし)さんが詩人工藤直子さんの詩集『のはらうた』の詩を基に制作した詩集『版画のはらうた』や、全国初公開となる2006年のカレンダーの原画20点を展示している。
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16日まで燕市立図書館で開かれている「版画のはらうた展」
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保手浜さんは1951年、兵庫県生まれ。奈良教育大学卒業で小中学校で図工や美術の教師を務め、82年に山口県へ転居して油絵と版画を制作。87年から「のはらうた版画カレンダー」を作り続けている。
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「版画のはらうた」の原画
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保手浜さんから燕市立図書館に寄贈されたツバメを描いた原画
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2006年『版画のはらうたカレンダー』の原画
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原画とあわせて展示されている工藤さんや保手浜さんの著作
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「のはらうた」は、著者の工藤さんが「のはらむら」という野原の住人の虫や動物たちの声や歌を自身が代理人となって書いた詩集で、小学校の教科書にも掲載された。
「版画のはらうた」は、詩とともに、そこに登場するクマやキツネ、カマキリなどの生き物を保手浜さんが版画で制作した絵本のような詩集。子ども向けのようだが、ほのぼのとした詩と生き物がユーモラスに温かく描かれ、おとなでも手にとってみたくなる詩集だ。
同図書館ではその原画、縦横25センチ前後の7点と、これが初公開となる来年2006年『版画のはらうたカレンダー』(A4版)の原画13点の計20点を展示。ほかに、保手浜さんが同図書館に寄贈した『版画のはらうた』でツバメを描いた作品1点と工藤さんと保手浜さんの書籍も展示している。
同版画展は、15日に燕市文化会館で工藤直子さんを講師に開かれる詩のフォーラム「あいたくて」の一環で開いている。午前9時半から午後5時まで、入場無料。版画展や15日の詩のフォーラム(チケット1,000円)の問い合わせは同図書館(電話:0256-62-2726)へ。
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