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燕市議会議員懇談会で新庁舎建設候補地の選定について協議するも平行線(2005.10.12)
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燕市議11人が連名で提出した新市の新庁舎建設事業(案)に対する意見書をめぐって11日午後3時から市役所で燕市議会議員懇談会が開かれ、市と市議が協議したが考え方の溝は埋まらず、継続審議となった。
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11日開かれた燕市議会議員懇談会
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新庁舎の建設事業(案)は、合併前に新庁舎建設の候補地が選定されたことに燕市議が反発、撤回を求める意見書を提出したことで、9月30日に開かれた燕・吉田・分水合併協議会の総合調整委員会と同協議会では、燕市議会での速やかな協議を求め、継続審議した。
それを受けた形で開かれたこの日の議員懇談会は、欠席の田野隆夫、浅野金六市議を除く市議と高橋甚一市長、中野邦雄助役、担当課長らが出席。開会前の写真撮影のあと非公開で2時間半余り協議した。
市は、市議が提出した意見書の内容に対する見解を文書で示して説明。市議からは質問や意見が相次いだが、両者の主張は平行線のままで、再度、早期に話し合う機会をもつことだけ決めて閉会した。
市の示した見解は、合併前に庁舎の候補地を選定したことについては、予想される社会経済情勢から判断して早期に進めることが、さらに合併効果を発揮するとした。
さらに、新庁舎建設事業(案)は、あくまでも新市建設計画の一環で、新庁舎建設予定候補地を新市の議会に提案することは、新市の市長の権限であり、新市の議会が議決するもので、市議から提出された意見書の提案通りに、新市の市長にゆだねるものであると説明した。
また、意見書に「市民軽視、議会軽視を基底とする政治姿勢がうかがえる」とあることについては、これまでも合併協議の内容は、合併協議会の協議結果を各市町議会へ報告、審議してもらったのと同様、新庁舎建設事業(案)も議会代表と行政代表が懇談を重ね、その後、市町議会での了解、総合調整委員会で承認、協議会での承認を得て決定することを条件に考えてきたとし、これまでと変わらない手続きであることに理解を求めた。
ただ、時間的な余裕がないなかで不手際になったことをわび、新庁舎建設は市民の声を反映させた基本計画づくりと、その経過を公表しながら進めるため、住民参加と情報公開に努め、説明責任を十分に果たしていくと説明したようだ。
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