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燕東小学校で迫真の不審者侵入避難訓練(2005.10.13)
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燕市立燕東小学校(赤塚一校長・児童278人)は13日午前10時40分から不審者侵入避難訓練を行い、刃物を持った不審者の侵入を想定して実戦さながらに教職員の対応や児童の避難を訓練した。
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13日、燕東小学校で行われた不審者侵入避難訓練、不審者と迫真の格闘
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訓練は学習指導補助員が刃物を持った不審者にふんして学校に侵入、授業中の3年1組の教室に現れるところから始まり、燕署員が指導した。
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教諭の反撃で不審者も万事休す
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グラウンドに避難した児童
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児童は不審者を見つけると大声を上げて教室から一斉に飛び出し、その声で隣りのクラスの教諭が不審者を確認。「逃げろ!」と児童を避難させるとともに火災報知機の押して非常事態を知らせた。
教務室では、火災報知器が押された場所をパネルで確認し、「緊急事態発生」を校内放送して場所を知らせ、緊急対応職員数人が現場に駆けつけた。
状況を確認、携帯電話で教務室に知らせ、今度は全校児童がグラウンドに避難を指示する校内放送。同時に、けが人の救護、児童の誘導、棒や刺股(さすまた)で不審者確保などを行った。
不審者の確保では、男性教諭3人が刺股や近くにあった棒やカラーボックスも使って刃物を振り回す不審者に応戦。燕署員は「刃物を棒でたたき落として」、「足元をカラーボックスで払って」と、撃退方法を指導した。
不審者が現れてから取り押さえるまで5分ほどだったが、実戦さながらの緊迫した訓練に教諭は息を切らし、その迫真の格闘の様子に児童も息をのみ、真剣な表情で避難していた。
同校では2001年の大阪・池田小学校の児童殺傷事件をきっかけに、火事と地震の避難訓練に加えて不審者侵入を想定した避難訓練の年3回の避難訓練を行っている。
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