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22日午後、大谷ダム湖のカヌー教室へ救助出動(2005.10.22)
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22日午後2時46分、三条市の大谷ダムのダム湖で、突風と激しい雨でカヌー教室に参加していた小学生6人と指導者2人が岸へ戻られないと119番通報があり、三条市消防本部が救助出動した。
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三条市消防本部が救急出動した大谷ダム湖
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本部と下田分署からそれぞれボート1そうを積んだ車両や救助工作車、救急車など計6台が出動したが、現場に到着したときには全員が自力で岸に上がっていたため、救助活動は行なわなかった。けが人はなかった。
カヌー教室は午後1時半から2時間の予定で行なわれていた。終了間近になってダム堤防の中央にある桟橋に戻ろうとしていた時に突風と前も見えないほどの激しい雨に見舞われた。
直接、危険につながるような状況ではなかったが、カヌーの帰りを待つ人が慌てて119番通報した。しかし、カヌーに乗った参加者はしばらく岸に近い風の当たらない場所で待機したあと、桟橋へ戻るのをあきらめて近くの岸から上がった。
大谷ダムに近い笠堀では、午後3時までの1時間に11ミリの雨が降った。気象庁はこの日午前4時45分、雷と突風に関する全般気象情報第12号を発表。上空に強い寒気が入って大気の状態が不安定となり、北日本から中国地方にかけての広い範囲で23日にかけて落雷や突風のおそれがあるため、屋外での活動などに注意を呼びかけていた。
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