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加茂川漁協の第18回鮭祭り、サケ鍋や魚のつかみ捕りに大にぎわい(2005.11.4)
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加茂川漁業協同組合は3日、加茂市内の加茂川河川敷にある茂川穀町公園で第18回鮭祭りを開き、訪れた人たちはサケ鍋のふるまいや魚のつかみ捕りで秋の野趣を満喫した。
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3日、加茂川河川敷で開かれた第18回鮭祭りでごった返す魚のつかみ捕り
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加茂川を目指して遡上(そじょう)するサケを市民とともに迎えようと毎年、開いている。ことしもそろいの赤いジャンパーを着た同漁協組合員がサケ鍋とアユやヤマメの炭火焼きをふるまったほか、同漁協が加工したイクラとサケの切り身や川カニを販売。さらに魚のつかみ捕りも行い、多いときでは数百人の来場者でにぎわった。
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1時間足らずで2つの大鍋が空になったサケ鍋
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アユやヤマメの炭火焼き
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大物ゲットでご機嫌の子どもたち
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加茂川で捕ったサケをたっぷりの野菜と煮込んだサケ鍋や、アユとヤマメ約500匹ずつを炭焼きにして、無料でふるまった。
サケ鍋は、加茂川で捕ったサケと野菜を直径約1メートルの2つの大鍋で煮込み、合わせて500食余りが配布が1時間足らずで空になる大盛況。アユとヤマメはそれぞれ約500匹を炭火焼きにしたが、こちらも行列ができる人気で、鍋と炭火焼きをゲットした来場者は河川敷のベンチや芝生に陣取って食欲の秋を満喫していた。
魚のつかみ捕りは、川の中に石などで囲ったいけすを作り、サケやニジマス、ヤマメを入れた。川の水温は12度と冷たかったが、子どもたちは服がぬれるのも気にせず、懸命に魚を追いかけた。
毎年、つかみ捕りに挑戦している加茂市の小学校1年生は、自分の身長の半分くらいありそうなサケを抱えて「重て〜!」。「運がよかった。ビニール袋に水を入れようとしたら魚が入ってきた」と、大漁にはしゃいでいた。
加茂川のサケの遡上は11月中旬ころからが本番。橋の上や河川敷からサケの姿や産卵を確認することができ、加茂市民に川の中から晩秋を告げる。
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