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三条鍛冶道場で秋の道具まつりではさみの修理や包丁研ぎ講座(2005.11.6)
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三条鍛冶道場(坂井源一館長)では、5、6の2日間、秋の道具まつりを開き、園芸はさみの無料修理と相談、木工工作広場、さらに同道場認定証を取得できる庖丁研ぎ講座を22人が受講した。
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5、6の2日間開かれた三条鍛冶道場の秋の三条道具まつりの包丁研ぎ講座
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園芸はさみの無料修理と相談には、華道用やせん定ばさみ、刈り込みばさみなど2日間合わせて200丁余りが持ち込まれ、(協)三条鋏センターのメンバーが園芸はさみのさびや切れ味の不具合を無料で修理し、相談に応じた。
メンバーは、はさみのかしめをはずして刃を研いだり、調整したりと、素人には手の出せない領域の職人技で新品同様の切れ味によみがえらせ、「欠けたところまで直してもらいました」とその技に驚き、喜ぶ主婦もいた。
園芸はさみは、さびが目立ち、メンバーは使用後にふくなど、はさみを長持ちさせるためのふだんのメンテナンスをアドバイス。地元産のはさみも多く、有料だが各メーカーが修理などに対応してくれることを紹介した。
庖丁研ぎ講座には、三条市を中心に、新潟、小千谷、十日町、上越から小学4年生から80歳代までの男20、女2の計22人が参加。1日目は一般常識講座と実技講座、2日目は実技試験を行い、受講者の研いだ包丁の切れ味を検査して1級19人、3級3人と決め、認定証を交付した。
自己流で包丁研ぎをする小千谷市の中村茂次さん(82)は、奥さんに勧められて参加し、「ずいぶん、ためになりました」と初めて知ったプロの知識、技に感心。釣りが趣味で、切れ味のよみがえった包丁で釣ったサケをおろすのを楽しみにしていた。
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