11/23、12/3のアルビ戦、渋滞緩和の実証実験で日の丸観光タクシーが乗り合いタクシー運行(2005.11.12)

サッカーのアルビレックス新潟の公式戦にあわせて23日と12月3日、新潟スタジアム「ビッグスワン」周辺の交通渋滞緩和を図る実証実験が行われる。その実証実験のひとつとして三条地域の自宅と新潟スタジアムを往復する乗り合いタクシーを運行する日の丸観光タクシー(株)＝西山斉社長・三条市東三条1＝では、当日の乗り合いタクシーの利用を呼びかけている。

新潟スタジアムアクセス向上実証実験で運行する日の丸観光タクシー(株)の9人乗りジャンボタクシー

実証実験で同社は、9人乗りのジャンボタクシーで乗り合いタクシーを運行。試合開始に間に合うように三条市内の自宅や指定場所へ迎えに行き、新潟スタジアムへ。試合が終わったら新潟スタジアムから自宅まで送る往復運行を行う。

新潟スタジアムアクセス向上実証実験のちらし

運賃は往復1人につき3,000円、12歳未満は2,000円。完全予約制で前日までに予約する。予約や出発時間、送迎場所の問い合わせは同社（電話：0256-35-5555）へ。また、燕・白根地域でも中越交通(株)（電話：0256-63-4400）が同様に乗り合いタクシーを運行する。

実証実験は、国土交通省や県でつくる新潟スタジアム公共交通アクセス利便性向上策に関する検討委員会が行う。新潟スタジアムでサッカーなどのイベントが開かれると、マイカー交通の集中で交通渋滞が発生し、イベント来場者全体のサービス低下やスタジアム周辺地域の住環境悪化などの問題を招く要因となっている。

このため、公共交通機関の利用でマイカー利用を抑制、渋滞を緩和するのが目的に実証実験を行うもの。実証実験では、万代シテイバスセンター－新潟スタジアム間で臨時シャトルバスの運行も行う。また、無料のスポーツ公園駐車場を前面閉鎖し、シャトルバスと乗り合いタクシーの通行を円滑にし、自家用車を抑制する。

23日は午後3時キックオフで対FC東京、12月3日は午後2時キックオフで対浦和レッズ戦が行われる。