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[NUM総合講座リポート・10/27]石塚久雄株式会社コロナ 総合企画室部長(2005.11.13)
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平成17年10月27日
テーマ:「コロナの経営革新活動」
講師:株式会社コロナ 総合企画室 石塚久雄部長
新潟経営大学 2年 鶴巻 学
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新潟経営大学2年鶴巻学さん
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今回の総合講座のテーマは、「コロナの経営革新活動」でした。
まずはじめに、なぜコロナは経営を革新しなければならない状態になったのか?と話され、企業は生き物であるから、個性・社風・癖というものが存在する。これらが時代に合わなくなれば企業は生きていけなくなる。コロナが経営革新活動を始めたのは、今までの経営活動では時代に合わず、生きていけないからである。
経営革新活動を始める前、コロナは暖房器具一本で自社を育てあげてきた、しかし時代が進むにすれ、冷暖房エアコンの誕生、暖房器具のニーズの多様化、トータルライフシステムの推進などがあり、暖房器具一本でやっていくには難しい時代が訪れた。コロナはこの時代の変化にいち早く気づき、経営革新を始めた。
経営革新の一つとして、事業展開の多様化があげられる。事業を安定させリスクを減らすには「三本以上足がある」と安定するといわれる。コロナも暖房器具以外の事業展開を始め、ルームエアコンなどの空調家電事業、温水給湯など住宅設備事業など暖房器具での技術力を活かせる事業の開発に乗り出した。
ここで見落とせないのは、1997年以降、『コロナイズム』を確立するために経営計画を立てたことである。コロナイズムの中には経営理念・創業精神・コロナの想い・チャレンジなどの項目があり、これを社員一人一人に理解させることにより、会社の社風の向上などを図っていることから、新しいビジョンをもつことまでが目指されたのである。
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石塚(株)コロナ総合企画室部長
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そして、ほかの企業と連携を組むことで全く新しい物を生むというアライアンスという形を経営に組み入れ、経営革新を進めた。その例としてコロナとデンソーが協力して開発したエコキュートがある。超大手の自動車エアコンメーカー(株)デンソーと暖房器具メーカーのコロナ、一見全く関係なさそうな会社同士ですが、デンソーのCo2コンプレッサー技術、コロナの給湯技術を組み合わせることにより、今までになかった新製品を作り出すことができました。
わたしはこの講演を聞き、会社を運営、そして継続させていくのは常に時代を見続けること、そして会社は生き物だという理解し少しずつ変化させていくことが大切だということがわかりました。
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