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三条市立一ノ木戸小学校で社会科研究発表会(2005.11.19)
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平成15年度から3年間、県小学校教育研究会の研究指定を受けて社会科の実践研究を進める三条市立一ノ木戸小学校(的山信義校長・児童766人)は18日、社会科研究発表会を開き、参加した県内約220人の教諭に研究成果を発表した。
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18日開かれた三条市立一ノ木戸小学校の社会か研究発表会の公開授業
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県小学校教育研究会は教科ごとに県内の小学校を指定、研究を行う補助事業を行っており、一ノ木戸小学校は平成15年度に社会科で指定研究を受けた。
同校は今年度までの3年間、社会情勢、子どもの実態、教師の課題などから「考えを深め合い、学ぶ喜びのある社会科学習」を研究主題に取り組んだ。感情表現の力、集団の力、学ぶ力の3つをかかわらせてそれぞれを高めること、それが考えを深め合う姿ととらえ、その実現に向けた実践研究を行った。
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三条市立一ノ木戸小学校の社会か研究発表会の開会式
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発表会では公開授業、同校研究主任の全体発表、中越教育事務所の全体指導、田島薫元中京女子大学教授を講師に講演会のあと、学年ごとの分科会で同校教諭が提案発表について話しあった。
全体発表では、感情表現の力、集団の力、学ぶ力の3つを関わらせて高めることで、新しい見方や考え方を獲得し、ほかの場面でも生かそうとする子どもの姿を実現していきたいとした。
また、これまでは社会的事象に対して追求すべき問題を焦点化することが十分でなかったと自省し、考えを深め合うには子どもの考えを表現させ、友だちとかかわらせることで考えを練り上げていかなければならないことが分かったなどと発表した。
同校では、この研究を通して積極的に互いの授業を見合い、学び合う姿が多く見られるようになり、子どもたちや教諭らも変わってきたことを実感し、この勢いを今後も大切にしていきたいとしている。
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