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五十嵐川河川改修事業の用地移転は対象254世帯のうち110世帯で契約完了(2005.11.21)

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三条市は、21日午前10時から開かれた三条市議会五十嵐川・刈谷田川改修事業等調査特別委員会(原茂之委員長)で、五十嵐川河川改修事業に伴う移転のための用地買収は、対象254世帯のうち、半数近い110世帯との契約が終わったことを説明、高橋一夫市長は「おおむね順調」と述べた。

21日開かれた三条市議会五十嵐川・刈谷田川改修事業等調査特別委員会

21日開かれた三条市議会五十嵐川・刈谷田川改修事業等調査特別委員会

移転完了の目標は平成18年12月。移転世帯の代替地は、既存の12区画と造成済みの42区画の計56区画で予約を受け付けており、うち25区画は予約済みで、西裏館2地内の造成済み代替地は12区画すべてが予約済みとなっている。

さらに南四日町2地内に13区画、石上3地内に37区画を造成予定で、それぞれ12月、18年1月に募集する。これで代替地は合計104区画となり、市では需要に十分に対応できるとして、これ以上の造成は行わない考えとした。

また、島田川、新通川の排水機場の計画概要では、新施設や改修によって両河川から五十嵐川への自然流下能力が大きくなるため、ポンプの合計排水能力を変えずにポンプを6台を2台に集約、操作の効率を上げるなどと説明した。

これに関して委員からは、排水能力の向上を求める意見や、7・13水害以降、島田川や新通川など嵐南地区の水路の河床が上がったので元に戻してほしいとする要望も相次ぎ、県への強い要望も求めていた。