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男子茶遊会の5周年記念市民呈茶席、諸橋徹次記念館で秋の下田を借景に250人が茶を味わう(2005.11.21)
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茶道をたしなむ男性だけでつくる男子茶遊会(若穂囲明会長・10人)は20日、三条市庭月、諸橋徹次記念館で5周年記念市民呈茶席を開き、訪れた約250人が紅葉の八木ヶ鼻を望みながら秋の茶会を楽しんだ。
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20日、諸橋徹次記念館で開かれた男子茶遊会の5周年記念市民呈茶席、漢学の里と八木ヶ鼻など下田の自然を借景に立礼で
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平成12年の同会発足と同時にスタートした市民呈茶席の5周年を記念し、会場をこれまでの三条市丸井今井邸から自然に囲まれた下田地区の諸橋徹次記念館に移して開いた。
1階ホールで男子茶遊会、2階和室で三条市西四日町、裏千家青柳宗代さんの協力で青齢会がそれぞれ茶席を設けた。
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青齢会による和室の茶席
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男子茶遊会は、いす席の立礼(りゅうれい)で、無機質な空間にタケをあしらって庭園風に演出した。道具組は記念館の漢学にちなんで中国や漢学、西遊記を材料に。軸は「大道透長安」、風炉先びょうぶは如意棒、菓子は筋斗雲(きんとうん)に見立てた「雲」。さらに三条、栄、下田の3市町村の合併を祝って「虎渓三笑」の蓋置(ふたおき)も用意した。
会場に入ると床から天井まで広がるガラスの向こうに同記念館の手入れされた庭、さらに奥には紅葉の八木ヶ鼻を望む下田郷の雄大な秋の自然。参加者は「わ〜!、きれいだね〜!」と感嘆の声を上げ、気楽な呈茶席で道具組の由来などを質問しながら、せわしない日常を離れてゆったりと茶を味わっていた。
次回の市民呈茶席は、再び会場を三条市丸井今井邸に戻し、来年3月12日に開く計画だ。
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