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今冬の燕市の除雪は、消雪パイプが前年度の14.6%増の大幅増で、機械除雪は5.6%減(2005.11.22)

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燕市は22日午前9時半から開かれた市議会産業建設常任委員会協議会で、平成17年度除雪計画と市有の分譲地11区画の分譲価格値下げ案を説明した。

22日、燕市で開かれた市議会産業建設常任委員会協議会

22日、燕市で開かれた市議会産業建設常任委員会協議会

17年度の除雪計画は、車道除雪路線が延長364,938mで、前年度の0.9%(3,218m)増。内訳は機械除雪が994路線の230,802mで前年度の5.6%(13,665m)減。消雪パイプは134,136mで前年度の14.6%(17,083m)増。市営ガス譲渡益による消雪パイプの新設が大きく増え、それに伴って機械除雪の対象路線が減った。

除雪作業の出動は、積雪量がおおむね10センチを超えるとき。市道のうち主要路線は第1種、第2種、第3種路線に区分し、通常は一斉除雪を行うが、降雪量が増えて一斉除雪が困難なときは、第1種、2種、3種の順に作業を行う。第3種路線の除雪は、地元からの要望で私道など公衆用道路9.7mも含まれ、要望は年々、増えている。

凍結防止剤散布は前年度と同じ23カ所、6,150m。うち市道は橋、坂、カーブ、交差点など18カ所で、国県道5カ所は県が散布できないときに対応する。

歩道は、機械除雪が国県道21,000m、市道22,884mの計43,844mで、前年度より10.9%(4,300m)増。佐渡橋と中央橋376mは消雪パイプ、燕三条駅前歩道橋など3カ所はロードヒーティングで除雪する。

除雪作業は市有除雪機械の車道用13台と、賃貸1台、41委託業者の43台の計67台、歩道用は市保有5台と借り上げの2台の計7台で行う。

昨冬、燕市消防本部で観測した初降雪は12月26日、初積雪は12月31日で、最大積雪深は2月2日の61センチ。車道の一斉除雪を1月23日から3月9日まで7回、一部除雪を4回、凍結防止剤散布を7回行った。

また、市有地分譲地価格の値下げは、合併前に売れ残りを整理する方針に沿ったもので、売れ残っているのは、平成11年度と12年度に売り出した水道町4の30区画のうち5区画、旧灰方駅跡地の7区画のうち4区画、灰方雇用促進住宅脇の2区画のうち2区画。

地価の下落もあり、民間の販売価格に近づけるため、それぞれ20%の値引きを提案。同案は、29日に開かれる臨時会で報告、承認を受けて、広報などで市民に知らせる。