加茂市にベルギービールを扱うショットバー(2005.11.29)

加茂市駅前、Shotbar enji（ショットバーエンジ）＝野瀬渉さん経営＝では、県央地域では珍しいベルギービール5種を取り扱っている。

Shotbar enjiが扱うベルギービール

ベルギーでは、ホップや大麦麦芽にこだわらず、香り付けにコリアンダーやオレンジピールを使うなど、バラエティーに富んだビールを造っており、1,200種類以上もあるといわれる。

同店は昨年11月のオープン。それまで経営者の野瀬渉さん(24)は、他店との差別化を図ろうと酒の品評会に足を運び、そのなかで県央地域の飲食店では、まだ珍しく、種類も豊富なベルギービールに着目。5種類の取り扱いを始めた。

同店で飲めるベルギービールは、フレッシュでフルーティーな「ヒューガルデン　ホワイト」、甘く濃厚な芳香とスパイシーさが漂う「禁断の果実」、豊できめ細やかな泡の「デュペル」、「レフ・ブロンド」、フルーティーな香りで苦味の効いた「オルヴァル」。

Shotbar enjiを経営する野瀬さん

いずれも330mlの瓶ビールで、オルヴァルが1,000円のほかは800円。アルコール度数は5%から9％ていどで、日本のビールの約2倍になる。

ベルギービールは、銘柄ごとにビールの香りや味わいを最大限に引き出すのに適した形状のオリジナルグラスがあり、同店でも専用グラスで味わってもらう。

ルーベンスの絵画「アダム＆イブ」を下絵にしたラベルデザインとそろいのグラス、渋めの肉厚の六角形グラスなどに注いだビールは見た目もおしゃれ。野瀬さんは、「同年代の若い人にもかっこつけて飲んでほしい」と話している。問い合わせは同店（電話：0256-53-3015）へ。