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燕分水合併協総合調整委員会で新庁舎建設事業(案)の再提案を承認、3カ月余り停滞した合併協議の歯車動く(2005.12.6)
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燕・吉田・分水合併協議会総合調整委員会(大山治郎委員長)は、6日午前10時から燕市役所で第5回会議を開き、事務局は継続協議となっている新市の新庁舎建設事業(案)に一部変更を加えるなどして再提案し、承認した。
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6日開かれた燕・吉田・分水合併協議会総合調整委員会の第5回会議
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同事業案は、合併前に新庁舎の建設候補地が示されたことに燕市議有志11人が撤回を求めて意見書を提出し、9月29日の第7回協議会から継続審議となっている。
その後、燕市議会は2度の議員懇談会を開いたが、同事業案に賛否両論があって結論に至らなかったため、事務局が同事業案の再提案を検討、事業案を一部、変更してこの日の会議で説明した。
再提案は、西太田地内の候補地はそのままに、「新庁舎建設候補地の位置について」で一部追加、変更した。変更前に17年度中の取り組みの「用地取得準備」の項目で、地権者との同意書などの取りまとめをする「事前交渉」とあった部分を削除、「事業説明会」を18年度に送った。
再提案として項目名も「用地取得準備」から「用地取得に係わる事前調査」に変更し、内容は「事務的な準備(調査)作業」にとどめ、18年度で「地権者との交渉・契約」とした。
さらに、交通アクセスの整備で新たに「周辺道路整備」の項目を21年度に加え、「新庁舎建設候補地に係る取付道路整備事業について」の参考資料として広域農道8号線と吉田384号線道路整備を説明した。
変更前の提案から吉田、分水町の委員は賛同しており、会議では委員長の大山市議を除く4人の燕市代表委員に意見を聞き、4人とも再提案に賛成した。
燕市の委員は、修正案が早く出されていれば、ここまでこじれることはなかったとする意見があった。
一方で、分水町の委員からは、提出した燕市議11人の主張は正論で、合併前の候補地選定は個人的には協定違反と思うとして、3首長の協定違反を批判、反省を求める意見もあった。
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